CBRのチェーンを交換する。(ラジエータ液もね)【2023年2月19日(日)】 [バイク]
2019年の3月に入手した2010年式のCBR600RR。
勿論、ユーズド。
購入したときに整備はしてありましたが、消耗部品の交換履歴とかは不明でした。
購入後にフロントフォークとかリヤサスペンションのメインテナンスはしましたが、チェーンは購入当時のまま、最低でも3年が経過しました。
15:14 チェーンを交換
今、付いているチェーンはDID社製のERV3と言うモデル。
基本レース専用。
軽いけど、耐久性はちょっと・・・。 ってタイプ。
なので、冬の冬眠中にチェーンを交換することにしました。
15:22 新しいチェーンは
選んだチェーンは、同じDID社製ですが、ERV3より耐久性のあるZVM-X。
ERV3よりちょっと重いらしい。
自分はもうレースに出ていることもなく、0.1秒を争うことのないので耐久性重視。(笑)
チェーンのリンク数は、今装着されているERV3のコマ数を数えて 1リンク多い118コマを購入しました。
去年の4月に1コマ詰めたんですが、タイヤが前に移動し過ぎて、スイングアームとの隙間が狭くなって、タイヤウオーマーの着脱がし難くなったんので。
元のコマ数に戻しました。
15:33 昼過ぎに
休日の昼過ぎ、昼寝の惰眠から目を覚まし、バイクをガレージから出します。
CBRは正月に、エンジン2次カバーを交換したり、ラジエータ液を抜いたりしたので、カウルは外したままです。
15:34 まずはラジエータ
チェーンを交換する前に。
今度の週末、筑波の練習走行の予約を入れてあるので、ラジエータ液を入れます。
ガレージの中に最高・最低温度計を置いておいたんですが、除湿機が動いていることもあって、冬の間でも最低温度が5℃以下になることはなさそうでした。
これであれば、凍結してしまうWAKO'S のヒートブロックを入れっぱなしにしておいても大丈夫ですが。
長期間入れっぱなしにすると、ヒートブロックの効果が落ちるので、(自分の場合)年一で交換することにしています。
(注) メーカはもっと頻繁に交換することを推奨しています。
15:34 ヒートブロックを
勿論、おニュー。
15:36 注ぎ口が
蓋を開けて入れようと思ったら、注ぎ口が・・・・。
以前のは、注ぎ口のノズルが付いていましたが、今回買ったやつにはそれがありません。
コストダウンか。
ちょっと便利だったけど、普通になっちゃった。
15:38 ヤカンに移して
しょうがないので、ジョッキ代わりのヤカンに移してからラジエータに入れます。
15:42 入れた
入れました。
今はほぼ満タン。
ですが完全に回りきらないから、走行の前の日に一回暖気をして、走行前にチェックして補充します。
(流石に、住宅街の真ん中でレーサーの暖気は出来ません。(笑))
15:48 コマ数を
ラジエータ液を入れたので、本番のチェーン交換作業をします。
で、リンクの数をもう一度数え直したら、56コマだった。
ので、56コマ×2で 112リンクでした。
間違えたね。(汗)
前に数えたときに ○6コマだったので、1コマ足して→○8って勘違いして、118コマで頼んじゃたんだね。
112リンク+2リンクで → 114リンクを頼むのが正解でした。(笑)
15:56 チェーンを切る
何はともあれ、長すぎるのは切っちゃえば用は足りるので、使います。
逆に、短く注文したら目も当たられないです。
で、まずは今のチェーンを切ります。
チェーンのカットは、やっぱりグラインダーを使って頭を削った方が楽でした。
無理に”かし丸君”でガンバって切ることもないよね。
頭を落としてしまえば、かし丸君で楽にピンを抜くことができました。
15:58 古いチェーンは
切れました。
チェーンのコマ数が一緒だったら、そのまま新しいチェーンを端っこにつなげて、グルッと引っ張って交換すれば楽なんですが・・・・。
コマ数を間違えちゃったんでね。
一応、並べて比べてみないと自信が無くなりましたよ。(笑)
このまま、今まで着いていたチェーンを引張出しちゃいます。
16:00 新品ピカピカ
新しいチェーン。
流石、新品ピカピカです。
16:01 並べてみた
新旧のチェーンを並べてみた。 見難いけど。
向こう側が外したチェーンと手前側が新しいチェーン。
古いチェーンが薄汚れているのが良くわかりますね。
16:01 1プレートで
新しいチェーン長~い。 (ーー;)
今と同じコマ数だったら、プレート3つ分。
1リンク伸ばすので、プレート2つ分余計だ。
せこい話、1プレート=2リンクで250円くらい差があるので、プレート2つ分で500円くらい無駄にしちゃったぜ。
16:02 ちょっと伸びてる
長さを比べてみた。
反対側をピッタリ合わせて並べると、古い方のチェーンが微妙に伸びていますね。 (2mmくらいかな)
16:10 切る場所を
並べて比べて、2プレート=4リンク分長いのを確認したので、余分は切ります。
勿体ない。(T_T)
で、チェーン交換を良くやっている人は気付いたと思うけど、切る場所間違えてるね。(笑)
後でわかるけど・・・・・。 (-_-;)
16:14 1コマ分
1コマ分長い状態で切れました。
それでは、バイクに取り付けていきます。
16:19 スプロケットカバーを
古いチェーンを完全に外しちゃったので、手前側(ドライブ側)のスプロケットに取り付けるのに、カバーが邪魔になるので外しました。
チェーンを外しちゃうと、この作業がプラスになっちゃうんですよね。
せっかくスプロケットのカバーを外したので、掃除してきます。
この部分、バイクで一番汚れるよね。
16:30 切り直し
チェーンをバイクに巻いたので、チェーンをつなげようとしたら、3つ前の写真、さっきの切る場所間違えたの気付きました。
チェーンのコマを切るときは、内側のプレートがプレートが端部になるように切らないとダメ。
付属している接続するプレートが外プレートなのでね。
内側のプレートが出る様に、1つ隣のピンを切り直します。
16:39 グリスはたっぷり
切ったら、接続するプレートに添付のグリスを塗ります。
全部ね。
残しても仕様がないので、たっぷりね。
16:48 プレートを圧入
接続するプレートを差し込んで、圧入するプレートをはみ込みました。
ピンはまだカシメません。
真ん中の2つのピンがカシメる前。
左右のピンは工場で組み立てられたピン。
16:48 標準部は
圧入したプレートがちゃんと入っているか、ノギスを使って確認。
標準部の厚さが、17.64mmでした。
16:48 接続部は
接続部の圧入したプレートの厚さは、 17.75mm。
0.1mm程度厚いけど、許容誤差の範囲でしょう。
カシメ量は径で
必要なカシメ量は、かしめた部分の径で管理します。
必要なカシメ量は、DIDのホームページにあります。
で、520ZVM-Xの場合、カシメ径は5.5mm以上です。
それでは、カシメていきましょう。
16:54 5.5mm以上
右側のピンをかし丸君を使ってカシメたので、ノギスで寸法を測ると、5.56mmでOKですね。
次に左側のピンもカシメていきます。
16:56 ちょっと足らない
左側のピンもカシメていって、「こんなもんかなぁ。」と思ったところで寸法をチェック。
5.43mm で、5.5mmまでちょっと足りませんでした。
もうちょっとカシメます。
16:59 5.57mmでOK
カシメ直して、もう一度測定。
5.57mmで OKですね。
チェーンの取付けは終わりました。
17:07 シフトのロッドを
それでは、バラした部分を戻していきます。
スプロケットカバーを外したときに外した、シフトペダルのロッドを戻します。
17:23 チェーンの張りを調整
最後にチェーンの張りを調整して終わりです。
1プレート=2リンク長くしたので、タイヤはかなり後ろにずれました。
ので、タイヤとフェンダーの間が広くなりました。
前回、チェーンのコマ数を短くしたとき、この隙間が狭くなっちゃって、タイヤウォーマー巻くのに大変になっちゃったんですよね。
これでウォーマーも以前の様に楽に巻ける様になりました。
17:36 片付ける
これで、今日の作業を終了です。
ガレージに片付けることにします。
カウルは、走行に行ったときに、ラジエータ液を補充するので外したままにしておきます。
(おわり)
チェーン結構重いですもんねぇ
でも 知らなかったなぁ 軽い重いがあるなんて
メカの人がやってくれてたからなぁ
気にした事なかったです
by (。・_・。)2k (2023-03-09 22:32)
サーキットは一回しか走った事が無いんですけど、シール・チェーンとノンシール・チェーンは重さもフリクションも違うみたいですね。
そういえばTLR200は乗りっ放しだなぁ。(汗)
by Rifle (2023-03-10 18:07)
(。・_・。)2k さん、いつもコメントありがとうございます。
たぶん微妙な差だと思います。
でも、レースで頂点をやっている人には、その差が大きいんでしょうね。
by Rカマタ (2023-03-12 20:22)
Rifle さん、いつもコメントありがとうございます。
ノンシールチェーンの方がフリクションは少ないみたいですが、シールチェーンの耐久性にはかなわない様です。
物ぐさな自分は、シールチェーン一択です。(笑)
by Rカマタ (2023-03-12 20:28)
チェーン交換までできるとは、感服いたします。
by にゃー (2023-03-13 07:52)
にゃー さん、いつもコメントありがとうございます。
チェーン交換の作業自体は難しくないですよ。
ただ、専用工具が必要で、以前は高価な専用工具しかなかったんですが、DIDから”かし丸君”って言う1万円くらいで買える工具が発売されたので、それを使って交換してます。 (^_^)v
by Rカマタ (2023-03-13 12:33)