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GSX-Rのチェーンとスプロケットを交換(その2)【2022年1月3日(月)】 [バイク]


 3月に入って、ガンバって記事を更新中。 (笑)


 

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13:45 つづき


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 GSX-Rのチェーンとスプロケットの交換のつづきです。

 午前中から初めて、とりあえず前後のスプロケットを交換しました。

 お昼を食べたので、作業を続けます。



13:47 並べる

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 はずしたチェーン(向こう側)と新しいチェーン(手前側)を並べてみた。



13:47 コマ数を確認

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 交換する新しいチェーンのコマ数を確認するのに片側をそろえて置いてみる。



13:48 伸びている

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 長さを比べてみると、古い方のチェーンが微妙に伸びているのがわかります。
 (5mm弱くらいかな)

 ノーマルのチェーンは114リンクなので、全体からすれば大したことないんだけど。
 ただチェーンを受け止める相手のスプロケットは伸びないので、微妙に当たる場所がズレてきます。
 なので、スプロケットの山が偏摩耗したりするんですね。



13:49 切る場所は

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 新しいチェーンは10コマ単位で売られていて、自分が買ったのは 120コマ。

 なので、標準に合わせて前もって切る必要があります。

 で、切るのはここ。

 接続用のコマが1個分付いているので、ノーマルの1個手前で切ります。 たぶん。 間違えたら汗が出るね。(笑)



13:58 切断工具を

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 チェーンの切断工具をセットします。

 ここで大丈夫ですよね。 と、自問自答。

 短く切りすぎたら、接続用のコマを新たに買わなきゃなりませんから。(^_^;)



14:00 むにゅーっと

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 工具を締め込んでいくと、ピンがむにゅーっと押し出されてきます。

 にゅーって出てくる感が気持ちいいです。
 (ちょっと変態?)(笑)



14:02 切れた

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 チェーンが切れました。

 もう後戻り出来ない。

 今まで付いていた、ゴムのシールは・・・・・。
 備品のゴムのシールを無くした時のため、チェーンが組み上がるまで取っておこう。(笑)



14:04 ゴールド チェーンは

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 ゴールド チェーン格好いい。

 若い頃は高くて買えなかった、憧れのチェーンだった。

 安くはないけど、今ならどうにか買える。


 プレートに刻印されている”530 ZVMX”の文字が誇らしげだ。



14:11 セットしていく

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 ゴールド チェーンをスプロケットにセットしていきます。

 フロントのスプロケットはまだ仮組みね。



14:11 つなぐ部分は

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 チェーンを前後のスプロケットにグルッと回したら、接続部分はチェーンの下の方に持ってきた方が作業がしやすいかな。



14:12  接続する部品

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 交換するチェーンを接続するコマとシールのゴム、それにグリスが同梱されています。
 シールのゴムなどは小さい部品なので無くさないようにね。



14:14 グリスでネトネト

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 チェーンを組んでいきます。

 まずは、ピンの付いたプレートを切断したチェーンに差し込みます。
 このとき、ゴムのシールリングを忘れないようにね。

 このとき同梱のグリスをあるったけ塗って。
 余っても仕様がないので、ネトネトになるくらい。

 グリスが足らなくて、シールが役にたたないよりマシです。

 余ったグリスは後で拭き取るので大丈夫。



14:14 反対側も

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 反対側のチェーンにもピンを差し込んで、接続します。



14:15 シールリングを

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 ピンの付いたプレートを組んだら、反対側にもゴムのシールリングを。

 グリスの粘着力でくっつけておきます。



14:16 圧入するプレートを

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 たら、圧入する方のプレートを、ピンの位置に合わせて、はめ込みます。

 手の力じゃ、中までは入らないので、位置がズレない程度でOK



14:18 2つめの機能で

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 ここで、”かし丸君”の2つ目の機能、プレートの圧入をします。

 チェーンを切るときにピンを押し出すとき使ったツールは、前後を入れ替えて、径が細い方を工具に差し込みます。



14:18 圧入準備

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 径が太い方が出るよう治具にセットしました。

 これで、チェーンのプレートを圧縮します。



14:20 チェーンを挟み込む

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 こんな感じで、圧入するチェーンのプレートを挟み込んで。

 スパナを使って締め込んでいきます。



14:22 標準部の幅は

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 標準部分の外側のプレートの幅を計ってみると、22.22mm

 これを目安にして。



14:22 圧入した部分の幅は

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 プレートを圧入した部分の幅を計ってみると、22.29mm

 こんなもんでいいかな。
 (寸法管理は個人の責任でね。)



14:26 ピンをかしめて

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 プレートの圧入が出来たら、ピンをかしめて抜けないようにします。

 接続用のコマは、ピンがかしめると、広がる構造になっていて(下の写真)、ピンの端を広げて抜けないようにしてあげます。

 このピンを広げるのも、この工具の3つ目の機能。



14:37 カシメ量は径で

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 必要なカシメ量は、かしめた部分の径で管理します。

 かしめたピンの径をノギスで計ってあげます。

 広げる径の範囲は、サービスマニュアルに記載してあります。

 左側のピンは、範囲内の5.79mmまで潰したのでOKです。

 右側のピンはまだ広げる前ね。



14:41 ピンの径はサービスマニュアルに

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 右側のピンも潰して、5.74mmで、範囲内に入ったのでOK

 で、このつぶした時のピンの径って、バイクのサービスマニュアルに範囲の数字が記載されているんですよね。 チェーンの箱とかじゃなくて。

 不思議。

 チェーンのメーカーを変えたり、種類を変えたりしたら、この径の範囲って変わる様な気がするんだけど・・・・。 よくわかりません。



14:45 保管場所を

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 チェーンの接続が終わったので、専用工具のかし丸君は、タイヤウォーマーを入れているコンテナ ボックスに入れて保管します。

 こうして写真を撮っておかないと、たまにしか使わないので、仕舞った場所を忘れちゃうんだよね。(笑)



14:46 余ったチェーンは

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 切断して余ったチェーンは・・・・。 使い道がないけど、勿体ないから箱に入れて保管しておこう。

 以前は、キーホルダーにして使ってた人とかいたけど、シールチェーンだから使っていると、微妙にオイルが滲んできそう。(笑)



15:00 フロントのスプロケットを

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 チェーンを取り付けたので、フロント側のスプロケットの取付けをしちゃいます。



15:05 ネジロックを

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 マニュアルには書いてあるけど、まあ要らないと思うけどネジ ロック。
  (個人の責任で)

 工具箱の隅で朽ち果てそうなのがあったので、使い切っちゃいましょう。

 ナットとか、これまでのネジロックがたっぷり付着しているネジ山はできる限りきれいにしてから、塗布します。



15:09 トルクレンチで

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 ナットを取り付けたら、トルクレンチを使って規定のトルクで締め付けます。

 締めてあったトルクに比べると、全然ゆるい。

 いくらネジロックがたっぷり塗ってあったからって、あれは締まり過ぎでしょう。



15:13 スピード センサー ローターを

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 スプロケットを締め付けたら、スピードセンサーローター(と言うらしい)を取り付けます。

 これも規定トルクで。

 このスピードセンサーローターがスプロケットの緩み止め代わりになるから、ネジロックは要らないと思うんだけどなぁ~。



15:52 チェーンの張りを調整して

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 でけた。

 最後にチェーンの張りを調整して終わりです。



16:27 イメージが変わる

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 交換作業が終わり、片付けも終わりました。

 チェーンもスプロケットもゴールドになって、イメージが変わりましたね。

 正月を明けて、これからが寒さの本番になります。
 路面が凍結する季節はGSX-Rはお休みです。

 これで走れるのはいつになるかな。


(おわり)

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