GSX-Rのチェーンとスプロケットを交換(その1)【2022年1月3日(月)】 [バイク]
ようやく2022年の記事になりました。
でも、すでに2ヶ月遅れ。( ̄。 ̄;)
10:26 正月休みのお題は
正月に元旦ツーリングに参加しなくなって久しいです。
この正月休みは何かバイクいじりをしたいな。と思っていました。
2017年3月に購入した GSX-R。
今年で丸5年になりますが、まだ乗り続けるつもり。
走行距離も30,000kmを越えて、消耗する部品をボチボチ交換していく時期になってきました。
今回はチェーンとスプロケットを交換することにします。
正月も3日、すっかり寝坊癖が付いてしまい、起きて朝食を食べたらこんな時間になっちゃいました。 (^_^;
10:26 ここまでの
これまでの約5年弱の総走行距離は 31,787km。
平均すると 6,000km程度。
以前に比べると走らなくなりましたね。
10:28 3点セット
正月休みになる前に頼んでいたチェーンとスプロケットの3点セット。
チェーンはD.I.D(大同工業)製の最上級モデル ZVM-X。
スプロケットはサンスター製をチョイスしました。
10:40 まずはサイドカウル
ガレージからバイクを引っ張り出し、毎度の路上整備。
まずは、チェーンのある側のサイドカウルを外します。
クルマの通りはほとんどなくて、路上で整備をしていても歩いて行く近所の人は挨拶をして行く。 文句を言う人はいない。(と思っている)
今更、良い場所に自宅があると思う。
10:43次に シフトのリンクを
サイドカウルを外したら、スプロケットのカバーを外しますが、その前に、シフトのリンクを外します。
スプロケットのカバーの中央にある配線は、スピードセンサーですね。
10:46 シフト スピンドル ホルダを
シフトのリンクを外したら、次にベビーフェイス製のシフト スピンドル ホルダー(金色のやつ)を外します。
このシフト スピンドル ホルダーは聞いた時は半信半疑だったんですが、実際に装着してみると、シフトの動作がカチッとして気持ちいいです。
シフトミスも減ってる。 と思う。
10:47 忘れないように
外したった。
後付け部品で、ボルトも付属の長いものに変更してあります。
忘れないように写真に撮っておきます。
右のボルトは電触を起こして、白い粉吹いてますね。
10:47 スペーサーが
こっちも。
ホルダーを装着するために、2つのボルト穴の面を同じにするために、左のボルト穴にはスペーサをかましてあります。
10:49 カバの内側は
スプロケット カバーを外します。
バイクで一番見たくないところ。
泥と混ざったチェーンオイルが飛び散って、ベッタリ付着してます。
この汚れって落とすの大変。
カバーの内側なので、普段は見て見ぬふりしてますが。(笑)
10:49 ドライブ側の
カバーを外したら見えてくるのがドライブ側のスプロケット。
スプロケット周辺も汚れがベッタリ。
出来る範囲で掃除しておきます。
11:03 スピードセンサーの
スプロケットの先端に付いているのが、スピードセンサーで拾う、なんちゅうの?
外しました。
回転しているこの4つの出っ張りをセンサーが感知して、回転数を計って速度に変換しているみたい。
なので、タイヤサイズを変更したり、スプロケットの歯数を変えたりすると、スピードメータに誤差が出ることになります。 走行距離もね。
11:04 おニューのスプロケ
新しく買ったドライブ側のスプロケット。
ノーマルと同じ 17丁。
11:04 中身は
今付いているスプロケットを外す前に、おニューのスプロケットを確認。
ほぼ一緒。
11:04 デカいナット
さて、スプロケットカバーを外して現れたのがスプロケットが取り付けてある大きなナット。
想定外。
これに合うソケット レンチが無いと外せないです。
無かったらホームセンターに行かないと。
正月3日なので、開店してるかな。
11:07 リヤのアクスルと同じ
ナットの2面幅は 36mmでした。
で、リヤのアクスル シャフトに使っているナットと同じサイズ。
スズキさん、気が利くね。
また新しく工具を増やさずに済みましたよ。(笑)
11:09 緩めたい
1/2inchのロング スピンナ ハンドルを付けて、緩め・・・・・・。 (^_^;
「ゆ・る・ま・な・い・・・・・。」
思いっきりリヤブレーキを踏んで、緩めようとしたけど、動いたのは少しだけ。
思いっきり力をかけてバイクがひっくり返しそう。
「もしかして、逆ネジ?」
なんて、思ってネジ山をよ~く確認したけど、正ネジだ。
反時計回りに回せば緩むのを確信して、思いっきり回します。
ネジがねじ切れそう。(笑)
11:25 外れた
やっと外れたよ。
ネジ山にベットリ付いているのは、ネジロック剤だね。
こんなにネジロック剤塗らなきゃダメなもんかね?
普通にバイク乗っている人でも、フロントのスプロケットを交換するまで(距離を)乗る人はそんなにいないだろうし。
ましてや、自分で交換する人は少ないだろうから、苦労しているのはバイク屋さん整備の人々だ。(笑)
11:29 フロントのスプロケットを
さて、フロントのスプロケットを固定しているナットが外れたんだけれども、チェーンが張っているので手前に引き出せません。
ので、リヤホイルを外しちゃおうかと思ったけど、面倒臭いので、どうせチェーンを交換するので、先に切っちゃおうかと。
11:32 チェーン交換用ツール
で、取り出したるはチェーン交換用ツールの”かし丸君”。
初のお目見え。
ちょっと前に買っておいたんですが、記事に登場する機会がありませんでした。
11:32 500規格の
段ボールの箱の中身は、鉄製のケースに入ってます。
カッコ良い。
かし丸君は 大同工業(株)(D.I.D)製、500規格のチェーンの交換をするための工具です。
GSX-Rのチェーンの規格はノーマルで”530”。
チェーンの記号の百の位の”5”の意味は、チェーンのピッチ。
チェーンのピンとピンの間隔です。
で、”5”は 5/8 inch → 25.4mm÷8×5=15.875mmです。
これが400番台のチェーンだとピッチは、
25.4÷8×4= 12.7mmって言うことになります。
11:33 中身は
で、かし丸君の中身。
メインの本体(右側)とホルダー(左側)。
11:34 3つの作業を
と、下のがカシメ・カッターピン
あと、これにプレート ホルダーの4点で構成されています。
チェーン交換をするときに必要なのが、
1.チェーンのカット(切断)
2.プレートの圧入
3.(ピンの)かしめ
この3つの作業がこのかし丸君一つで出来ます。
11:40 まずはチェーンを切る
では、チェーンを切ります。
切ると言っても、やることはチェーンのピンを抜くことです。
本体にカシメ・カッターピンを取り付けて、チェーンのピンにカッターピンの位置を合わせて、手で軽く締めておきます。
チェーンの位置は、ホルダー側に凹凸が付いているので、そこにはめれば、ズレ難い様に出来てます。
11:42 ピンをねじ込む
チェーンのピンにカッター ピンの位置を合わせたら、カッターピンをねじ込んでいきます。
本体とねじ部は六角の加工がされているので、モンキーレンチとラチェットを使ってネジを回します。
モンキーでくわえている方は、工具を固定する意味もあるので、六角レンチを使うよりも、モンキーの方が使いやすいです。
ネジの方は、ラチェットが使いやすいです。
11:44 ピンを圧入
カッターピンが圧入されて、チェーンのピンが押し出されます。
11:46 抜けた
チェーンのピンが抜けました。
11:46 工具を外す
カッターピンが圧入された状態なので、ネジを緩めて工具を外します。
11:49 切れた
切断工具を外して、チェーンが切れました。
11:49 フリーに
チェーンが切れたので、ドライブ側のスプロケットはフリーに。
手前に引き出せば、外せます。
11:52 ノーマルのスプロケ
ノーマルのスプロケット、外れました。
ノーマルはゴムの部品が一体になっているんですね。
これは、チェーンの当りを柔らかくして、騒音を下げるためらしいです。
11:53 ゴムの部品は
横から見て、歯車の外に着いているのが騒音対策のゴムの部品。
11:53 厚さは
厚さを測ってみた。
チェーンサイズ 530の十の位の”30”は、内側のプレートのリンク内幅。
30/80 inch なので、2.54÷80×30=9.53mm
スプロケットの幅は 8.74mmなので、約0.8mmのクリアランスがある計算になるのかな。
結構、ピッタリに作ってあるんですね。
11:54 新しい方は
新しく買ったスプロケットの幅も測ってみた。
8.66mm。 意外に違うね。
チェーンの幅が 9.53mm-8.66mm で約0.9mmのクリアランスですね。
この辺の寸法はどうなんだろうね。
12:13 新しいスプロケットを
新しいスプロケットを付けてみた。
ゴムの部品が付いて無くて、のっぺらぼうで何となく安っぽい。(笑)
さて、スプロケットを取り付けるナットですが、チェーンが付いていてリヤブレーキで回らない様にしないと、締め付けができません。
ので、先にチェーンを付けないとね。
ナットを付けて仮止めしておくと、後で締め忘れるので、ここではあえてナットは取り付けないでおきます。
12:23 リヤを先
新しいチェーンを取り付けるのであれば、リヤのドリブン側のスプロケットを先に交換しておかないと、二度手間になっちゃいますから。
次にリヤのスプロケットを交換しちゃいます。
何か作業の順番を間違えた様な・・・。
効率的じゃないような・・・・・。
まあ、いいか。(笑)
12:26 スプロケットを外す
スプロケットを固定していナット 6本を外しました。
外したついでに、スプロケットの裏になる部分の掃除をしておきます。
自分のバイクだと、整備しつつ半分は掃除しているから、やたらと時間がかかります。(笑)
12:32 鉄とジュラルミン
外した純正のスプロケット(右)とおニューのスプロケット(左)
純正は鉄製で、おニューはジュラルミン製でとても軽い。
歯数は一緒、42丁です。
12:32 今までのは
今まで使っていた方ですが、まだ歯もあまり摩耗してない様です。
使う気だったら、まだまだ使えますね。
”42-530”ってチェーンの規格の刻印がありますね。
12:32 新しいのは
新しいのは、製品の型式名の”RY-110”と”42”の刻印。
歯はエッジが立っていて、きれいです。
12:33 厚さを測る
一応、厚さを測ってみる。
今まで付いていた純正は 8.72mm。
純正のフロントのスプロケットとほぼ同じ寸法。
チェーンのリンクの内幅 9.53mmに対して、約0.8mmのクリアランス
12:33 新しいのも
新しく交換するスプロケットも計ってみると、8.73mm。
1/100mmの差です。
さっきのドライブ側の新しいスプロケットの 8.66mmは計り間違いだったかな。
まあ、いいか。(笑)
12:34 新しいのを
ドリブン側のスプロケットを取り付けて。
12:40 トルクレンチで
トルクレンチを使って、規定のトルクで締め付けます。
12:54 キリが良いので
リヤのスプロケットを取り付けたら、ホイールを取り付けます。
これで新しいチェーンを付けられます。
が、お昼の時間を過ぎましたね。
キリが良いので、ここで昼食を食べることにします。
(つづく)