もてぎに全日本ロードレース第2戦を見に行く。(後編)【2024年4月14日(日)】 [バイク]
明日からゴールデンウィーク後半ですね。
明日から4日間ほど、ネタを仕入れに留守します。
その間、訪問できませんので、ご了承ください。
今日はモビリティリゾートもてぎで開催される全日本ロードレース選手権の第2戦のレース観戦に訪れました。
今回の記事は後編になります。
モテギに
11時15分から行われたピットウォークが終わり、午後から行われるレースを見るために、90°コーナーの観戦席に移動します。
12:21 90°コーナーに
90°コーナーの観戦席にやってきました。
右奥の遠くに見えるのがグランドスタンド。
90°コーナーはもてぎのコースの後半、ダウンヒルストレートの終端にあります。
この後、オーバルコース下をくぐり、浅く曲がる左コーナーを2つ超えると、最終コーナーのビクトリーコーナーへとつながる位置にあります。
90°コーナーから先のコーナーはパッシングがなかなか難しいので、この90°コーナーが最後の勝負所と言った感じです。
12:37 ST600スタート
ここから見えるホームストレートのレッドシグナルが消灯しました。
午後一番のレース ST600クラスのレースがスタートしました。
ST600クラスは16周で争われます。
ご存じの方もいると思いますが、あらためてここで簡単に説明。
ST600クラスは、市販されている600ccのオートバイです。
改造範囲は少なくて、エンジン自体をいじることは出来ません。
基本、市販車状態からミラーや灯火類を外した状態って言ったらいいのかな。
バイクはホンダのCBR600RRとYAMAHAのYZF-R6のほぼ2車種です。
今回はKAWASAKIのZX-6Rが1台だけエントリーしていましたね。
12:39 オープニングラップ
オープニングラップ、先頭でダウンヒルストレートに現れたのは去年のチャンピオン、”阿部恵斗(けいと)”選手。
昨日の予選でトップのポールポジションからホールショットを奪いました。
2番手に付けているのは、ゼッケン4番の長尾選手。
12:39 一列縦隊で
序盤は、一列になってレースが進みます。
13:00 トップは
トップは変わらず、#1の阿部選手。
走りを見ていて、ダウンヒルストレートからのブレーキング、90°コーナーへのアプローチに一番切れがあります。
13:05 2番手は
2番手をキープしている長尾選手。
父親と弟だけ3人でチームを運営している完全なプライベータだそうです。
ST600クラスは、改造範囲が少ない分、運用費用も少なくてプライベーターでも参戦しやすいクラスになっています。
13:06 ホンダ勢は
ピットウォークのとき、モトバムのピットで清水メカが面倒をみていたのが、この#7 鈴木光来(みつき)選手。
4番手を走行中。 ホンダ勢としてはトップです。
このレースでは4位でチェッカーを受けました。
一般的に、YAMAHAのYZF-R6は直線が早く有利と言われています。
ここもてぎだとYZF-R6の方が有利みたいですね。
13:06 転倒
レースも終盤です。
90°コーナーでの転倒が続きます。
終盤になってタイヤも摩耗してきますし、レースは約30分弱走りっぱなしで体力的にも厳しくなります。
13:06 最後に転倒
ラスト2周でまた転倒車。
しかも転倒したバイクがコース上、ライン上に残ってしまいイエローフラッグが出されます。
イエローフラッグが出されている区間は、安全確保のため追い抜きが禁止です。
ファイナルラップでやってくるバイクが、この90°コーナーで、最後の最後勝負しようと狙っていたライダーは、このイエローフラッグを見たら、ガッカリしちゃいますよね。
まあ、転倒したライダーにケガはなさそうなので、よかった。
13:08 ST600終了
ST600クラスのレースが終わりました。
ここからではチェッカーは見えませんが、掲示板に順位が表示されているので、確認できます。
13:11 ウィニングラップ
チェッカーを受けて、ウィニングラップで#1の阿部選手がダウンヒルストレートに戻ってきました。
今回のレースを見た限り、ST600クラスではブッチギリの強さでしたね。
今シーズン、ST600クラスはここもてぎがオープニングレースでしたが、残りのレースも勝ち続けるか、楽しみですね。
14:07 次はJSB1000
ST600クラスのレースが終わって、次は本日のメインイベントのJSB1000です。
スタートラインにあるレッドシグナル消灯で、JSB1000のレースがスタートしました。
JSB1000は20周回で争われます。
JSB1000のスタート進行が始まるまでの小一時間、ベンチに横になって昼寝してました。
今日は4月中旬とは思えない日差しの強さ、昼寝していて暑かったですね。
14:08 1周目トップで
1周目、トップで戻ってきたのは#32の野佐根選手。
野佐根選手は、2020年のJSB1000の年間チャンピオンです。
2021~2023年は世界戦に出場していたため、国内レースには不参加。
4年ぶりに全日本に復帰しました。
が、2020年まではYAMAHAのバイクに乗っていましたが、今年HONDAに電撃移籍しました。
1周目をトップで戻ってくるあたり、チャンピオンになった実績と、世界戦で揉まれてきた経験がものを言っている様です。
14:11 3周目に4コーナーで
3周回目、4コーナーで転倒が発生し、火が出たようです。
14:12 赤旗中断
この転倒により、レースは赤旗中断となりました。
14:12 せっかく
野佐根選手は、せっかくホールショットを奪ったのにね。
仕切り直しで、もう一度始めから20周のレースをすることになりました。
14:42 再スタート
30分ほどのインターバルをおいて、レース再スタートです。
スタートライン上のレッドシグナルが消灯してスタートになります。
14:43 トップは
再スタート後、トップでダウンヒルストレートに戻ってきたのは、昨日の予選トップを取った#1の中須賀選手です。
14:49 DUCATIは
話題のDUCATI、#3の水野選手は3番手で目の前を通過していきました。
15:03 YAMAHAのワンツー
レースは序盤から中盤へ。
トップと2位はスタート時点から変わらず、YAMAHAの#1中須賀選手と#2の岡本選手のワンツー体制で進みます。
この辺りの安定度は凄いですね。
長年、全日本でレースを継続してきただけのことはあります。
15:04 DUCATIは
3位も変わらず、#3のDUCATI 水野選手。
見ていると感じるけど、YAMAHAより何かちょっと足らない。
まあ、WSBでは2022年2023年とチャンピオンを取ったDUCATIですが、ワークスマシンとは言え、ワークス体制じゃありませんし、ましてやWSBで使用しているタイヤはPIRELLI なのに対して、全日本ではBridgeStoneを履いています。
ので、まだ1年目のしかも2戦目ですから、データもまだそろって無いと思われるので、致し方ないかな。と思いますね。
個人的には、全日本もPIRELLIタイヤを使って欲しかったですが、そうするとDUCATI以上のスタッフと費用が必要になっちゃうでしょうから、ちょっと無理でしょうね。(笑)
15:18 レース終了
JSB1000の20周のレースが終了しました。
1~3位は上に書いた通りですが、4位にはオートレース宇部レーシングチームのGSX-Rに乗る津田選手が入りました。
15:21 DUNLOPの
ウイニング ラップで横須賀出身のDUNLOP レーシングチームの長島選手がもどってきました。
結果は6位入賞。
DUNLOPは前半はまだ戦闘力がありましたが、レース後半はタイムが落ちてきた様に見えました。
DUNLOPの今後の課題はレース全体のタイムがキープできる耐久性かな。と思いました。(生意気な意見ですが・・・)
15:21 中須賀選手は
ウィニング ランで優勝の#1 中須賀選手がダウンヒルストレートにやってきました。。
中須賀選手は、前戦鈴鹿から3連勝です。
強いですね。
15:53 グランド スタンドに
JSB1000の決勝が終わった後、グランドスタンドまで戻ってきました。
コース上では、今日最後のレースになり ST1000のスタート進行が始まっています。
各ライダーは、コースインしてサイティングラップ中です。
ST1000クラスは、市販されている1000ccのオートバイです。
改造範囲は少なくて、ST600と同じようにエンジン自体をいじることは出来ません。
基本、市販車状態からミラーや灯火類を外した状態って言ったらいいのかな。
バイクはホンダのCBR1000RR-Rが圧倒的に多く、次にヤマハのYZF-R1の他カワサキ、BMW、アプリリアなどのバイクもエントリーしています。
15:53 ピットイン
各ライダーは1周のサイティングラップを終えて、各グリッドに付くハズ・・・・・。
が、モトバムの#2荒川選手はグリッドに付かずピットレーンへ。
15:54 ライドスルー
「マシントラブルか?」と思われましたが、そのままピットに止まらず、ピットアウトして行きます。
「サイティング ラップって2周出来たかな?」と一瞬思いましたが、ピットロードがクローズになっていなければ、ライドスルー出来るんですね。
場内アナウンスでは、荒川選手が乗っているCBR1000RR-Rは今年モデルチェンジされたそうです。
その実車が来たのが、前回のもてぎの事前テストだったとか。
マイナーチェンジのポイントは、これまでスロットルコントロールのフライバイワイヤーのモーターが1個から2個に変更になったそうです。
そのセッティングに時間が足らず、現状で違和感があるそうです。
15:56 再度ピットイン
と、ピットを出ていったと思ったら、グルっとコースを1周して、またピットに入ってきました。
「大丈夫かなぁ。」
15:56 ピットに止まって
今度はピット前に止まって、何かいじっている様子。
もうすでにピットロードエンドはクローズになっているので、グリッドに付けないんでは?
そうすると、レーススタート後にピットロードから最後尾スタートになるのかな。
15:57 手押しでグリッドに
調整は終わったみたいで、ピットロードからバイクを手押しでグリッドに運びます。
そういう手がありましたね。
でも、これもゲートが閉まる時間があるので、時間ないじゃないと無理ですが。
今回は間に合いました。
この辺りは、ルールを良く知っておくと色々な対応ができますね。
15:57 無事に
グリッドに無事に付けた様で、選手紹介。
昨日の予選、バイクのセッティングに苦しんでいる中、グリッド2列目の5番手を奪取しました。
16:07 ST1000レーススタート
選手紹介の後、1周のウォーミングアップを終えて各ライダーはグリッドに付きます。
レッドシグナル消灯で、ST1000クラスのレースがスタートになります。
ST1000クラスのレースは15周で争われます。
ST1000クラスのレースは、タイヤはDUNLOPのワンメイクです。
16:16 ペナルティが
途中で荒川選手にトラブル発生!
スタートの時にジャンプスタート(フライング)をしてしまい、ピットレーンをライドスルーするペナルティが出されました。
でも、本人前を追うのに集中していて、コントロールラインで出されている警告に気が付いていない様子。
モトバムのピットクルーがピットウォールから身を乗り出して、一生懸命伝えようとしていますが、気が付いていない様子。
16:19 失格
結局、コントロールラインから警告が出されてから3周回してしまい、警告無視と判断されて、とうとうブラッグ フラッグが出され、失格処分に。\(◎o◎)/!
「あ~。勿体ない。」
16:20 ピットレーンに
ブラックフラッグが提示されて、ようやく気づいたようで、ピットレーンに戻ってきました。
16:20 ピットに戻る
ピットに戻りました。
たぶん、本人は気づいてないと思うんですが、ブラックフラッグ(失格)の理由を聞いてるんじゃないかな。
バイクのセッティングがイマイチで、走りに集中するあまり、たぶんフラッグに気が付かなかったんだと思いますけど。
上手くいかないときは、とことん上手くいかないもんですね。
16:35 優勝したのは
荒川選手が失格した後もレースは継続されています。
結局優勝したのは、写真の#10 SDG Team HARC-PROの国井選手でした。
2位は写真に納められませんでしたが、Astemo HONDAの作本選手でした。
1位、2位はホンダのCBR1000RR-Rでした。
16:35 ホンダが
3位には、写真前側のカワサキの岩戸選手が入りました。
4位はその後ろ、これもホンダのCBR1000RR-Rでした。
CBRは出走している台数も多いですが、上位にたくさんのライダーが入っていますね。
これがJSB1000クラスだとYAMAHAが強いですが、ST1000クラスだとHONDAが強いですね。
16:38 表彰式
レースを終えて、ウィニングラップが終わったらメインストレート上で暫定の表彰式が行われています。
JSB1000クラスが赤旗中断で遅延したこともあって、夕方になっちゃいましたね。
それでは、ボチボチ撤収することにします。
16:53 バイクのところに
メインスタンドからバイクの所まで戻ってきました。
これからプチツーリングです。
17:00 帰りは県道39号線を使わずに
モビリティーリゾートもてぎを出て、行きに走った県道51号水戸茂木線に入り水戸方面を目指します。
行きに走った県道39号線は走りません。(狭いので)
県道51号線から物産センター山桜のある交差点を右折してビーフラインに入り、笠間の市街地を目指します。
17:24 ガソリン給油1回目
ビーフラインを走り笠間の市街地まで戻ってきました。
国道50号線沿いにあるapollostation 笠間ss で今日1回目のガソリンを給油します。
満タンで出発すれば、もてぎに行っても、ここまで給油しないで済むんですね。
17:36 友部 ICから
国道50号線沿いでガソリンを給油した後、友部 ICまで戻ってきました。
ここから高速に上がり、退屈な渋滞の中を走り自宅に戻ります。
18:26 守谷SAで
やっぱり日曜の夕方の常磐道の渋滞は凄いや。
バイクだとまだ前に進むけど、クルマはガッチリ詰まってますからね。
クルマ移動なんて自分には堪えられません。
渋滞路で疲れたので、守谷のSAでちょっと休憩します。
20:22 最後の給油
守谷のSAで休憩した後、首都高速で湾岸線の終端幸浦 ICで一般道へ。
一般道に下りたら、軽く夕食。
裏道を走って、国道16号線に入り、横須賀市に入る手前のapollostation で自宅に戻る前の給油をしておきます。
20:34 自宅に帰着
横浜市内でガソリンを入れた後、国道16号線を南下して横須賀の自宅に帰着しました。
途中で夕食を食べて30分くらいかかったけど、それを考慮しても もてぎ から4時間かかった計算になりますね。
行きが3時間だったから、バイクと言えども渋滞で時間がかかりましたね。
20:36 本日の走行距離
本日の走行距離は
46,986 - 46,579 = 407km
でした。
久しぶりにレース観戦に行きましたけど、やっぱりサーキットは臨場感があってイイですね。 (^_^)v
(おわり)
2024-05-02 21:00
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