CBRのプラグ交換【2020年4月19日(日)】 [バイク]
3月の年度末の繁忙期が終わり、4月に入り中2日 自分のペースで順調にブログの更新しています。
記事の更新だけ順調。 中身は問わないで欲しい。 こんな時期だから。(笑)
基本バイク ブログですが、走れないので今回も整備です。 ( ̄。 ̄;)
14:38 今日も整備
昨年の3月に中古で購入したサーキット走行専用の2010年式CBR600RR。
聞いたところによると地方選手権に出場してライダーが所有していたものだそう。
なので、整備とかはキチッとしてあるようですが、整備の履歴とかがわかりません。
消耗や劣化するパーツは、調子が悪くなる前に整備をしておかないとね。
と言うことで、日曜日の昼過ぎ車庫からバイクを引っ張り出してきました。
14:40 スパーク プラグを
今日はスパーク プラグの交換をしようと思います。
プラグは、街乗りバイクでも消耗品。
ある程度の距離を走ったら、交換する部品ですよね。
レース用のバイクは街乗りバイクほど距離は走りませんが、ほとんどアクセル全開と条件はシビアなので、影響も大きいです。
前のオーナーがいつ交換とかしたのか不明なので、この機会に交換しちゃいます。
スパーク プラグはレース用車両専用のHRC品番、ちょっと特別感があります。
14:49 カウルをはずす
整備をするに、まずはカウルとか外装を外します。
レース用車両なので、簡単。(に外せるよう作られています)
15:03 エアークリーナー ボックスは
まずは、タンク カバーを外して、エアークリーナー ボックスに。
プラグを交換するのに、エアークリーナー ボックスを外さないとダメかな?
ボックスの上にはECU(Electronic Control Unit)とか配線が一杯。
サービス マニュアルを確認したら、プラグの交換はエアークリーナ ボックスを外さなくても出来る様です。 (-_-;)
マニュアル確認して、よかった!
危うく、エアークリーナー ボックスをバラして大作業になるところでしたよ。(笑)
15:03 クリーナーを外す
ここまでバラしちゃったのでエアークリーナーの点検。
上部にあるフタを取るとエアークリーナーが現れました。
エアークリーナーを止めてある+ビス5本を緩めて、エアークリーナーを外します。
間違っても、インテークにビスを落とさないようにね。(笑)
最悪、エンジン下ろして、ヘッドをバラすことになるからね。
15:10 エアークリーナーは
エアークリーナを外しました。
まあ、この間交換したGSX-Rのエアークリーナと比べる由もない。
汚れてはいないけど、濾紙自体が経年変化で黄ばんで見えます。
部品を注文しておいて、次回交換だな。
これで記事のネタが1つ増えました。(笑)
15:53 戻した
エアークリーナーボックスは外す必要が無かったので、戻しました。(汗)
ただ、サービス マニュアルに書いてあることは、あくまでの(街乗り用)のノーマルバイクでの話。
ST600用に変更されたバイクでは通用しないこともあったりするので、油断禁物です。(笑)
15:53 ラジエータをずらせば
サービス マニュアルには、ラジエータをずらせば、プラグを取り外すことが出来ると書いてある。
けど、それはノーマル(街乗り用)での話。
レース用車両は大きなラジエータが付いているんですが・・・・・。
まずは、ラジエータの上部を止めてあるボルトを外せば、ラジエータは前にずらせます。
15:57 ギリで
ボルト外してラジエータを前にずらしました。
ギリ入るね。 手が。
標準的な日本人より、自分は背が大きい分 手も大きいハズなので、かなり厳しい。
欧米の人はどうしているんだろうか。 なんて疑問が湧いてきてしまいます。
まずは、イグニッション コイルに電気を供給しているケーブルのコネクタを外します。
15:59 ダイレクト イグニッションを
ケーブルを外しました。
で、現れるのが(赤い丸の)ダイレクト イグニッション。
これにコイルが内蔵されていて、この先にスパークプラグが刺さってます。
昔は、コイルが別体でプラグキャップとハイテンション コード(プラグ コード)でプラグとつながっていたんだよね。
今でも、単気筒のバイクとかは、そのまんまだけど。
で、プラグを外すためには、このダイレクト イグニッションを引き抜くんですが、狭くてうまく手が入らないし、力を入れると反対側のラジエータのコアが当たって痛いし・・・・。
抜くのに苦労しますぜ。
16:00 抜けました
抜けました。 ダイレクト イグニッション。
ダイレクト イグニッションは、たぶん 1980年代に HONDAのF1 で使っているのを雑誌で見たのが最初だったかな。
「スゲえなぁ~。」と当時は思ったものですが、今はふつう。
まだ、(たぶん)自分が RZ-R に乗っていた時の話です。(爆)
16:08 交換しておけば
4気筒分、4つ全部抜けました。
どれが、どの気筒だかわかるように、頭にナンバーリングしておきます。
色々とネットで調べながら、この記事を書いていたら、以前自分の書いた記事がヒットした。 (^_^;)
以前乗っていたCBR600RRで2013年の12月に交換作業してましたね。
全然記憶から飛んでました。(汗)
今回はプラグの交換だけだったけど、色々と調べてみると、このダイレクト イグニッションも一緒に交換しておけば良かったね。
と、言っても、部品を手配してなかったので手遅れ。
まあ、そんなに手間はかからないので、そのうち・・・・・。やるかも知れない。 ネタが無くなったら、やるかも知れない。
バイクを整備していると、次から次へと交換しておきたい部分が出てきますね。(笑)
16:09 スパークプラグは
おニューのスパークプラグ。
レース車両専用で、NGKの R0409B-10、イリジウムプラグです。
街乗り用のプラグよりもちと高い。(^_^;)
16:10 電極は
イリジウムプラグなので、電極はとっても小っちゃい。
肉眼(老眼)で見ても、電極が見えません。
デジカメの接写で撮れば、後から画面で拡大して見えますけどね。(笑)
なので、電極のギャップが狭いだの広いだのは議論の外。
もう信じて、装着するしかありません。
けどね、今までの40年近いバイク人生で、新品のプラグの電極に異常があった事例は無いわ。
流石、ジャパン クオリティ。
まあ、この状態で手を滑らせて、電極を下にして落とすことだけは、絶対に避けよう!
16:11 プラグ レンチ
プラグ レンチ、KTC製で。
プラグレンチはプラグのサイズによって3~4種類ほど。
CBR600RRの場合、2面幅が16mmの B3A-16P
マグネット付き。
同じサイズのソケット レンチじゃプラグを緩めることは出来るけど、マグネットが無いと取ることが出来ません。
これが無いと、ほっそ~い穴の底に落ちているプラグを取るのが一苦労。
まあ、バイクを180°ひっくり返せば落ちてくるけどね。 そっちの方が100倍大変。
自分でプラグ交換する人は、準備しておくことを絶対にお薦めします。
ただし、プラグの寸法を間違えないようね。
間違えて買うと、一生一回も使わなかった。なんて工具箱の肥やしが増えちゃうからね。 一度経験すると身に染みます。 (-_-;)
16:12 プラグの穴に
プラグ取ります。
この通り、プラグの穴にレンチを入れて、エクステンションを足す必要があるほど深いです。
ヘッドカバーからちょこっと顔をのぞかせているのが、9.5sqのエクステンション。
ちなみに、プラグを外す前には、マニュアルにも書いてあるけど、事前のエアーブローは忘れないようにしよう。
穴の底に、砂とかゴミが入っている可能性があるから。
16:15 使ったプラグ
プラグ、外れたよ。
やっぱりこれも細すぎて、消耗しているかどうか なんて見てもわかりません。
やっぱり走行時間とか走行距離で管理するのがよろしいかと。
16:29 トルクレンチで
古いプラグが外れたら、新しいプラグを付けて締付け。
締め付けるのは、「手で回して締まるところまで締めてから、1回転半」とか書いてあったらどうしようかと。 (以前はこのタイプが多かった。)
なんせ、狭いのでレンチが振れるのがせいぜい30°ほど。
1回転半とかだと、360°×1.5 = 540°
540°÷30°= 18回 って絶対に間違えるよね。
(個人の能力です)
マニュアルをみると 規定トルクで。 て、トルク管理でした。
ので、トルクレンチを使って締付けます。
16:37 キープ
全部のプラグを交換したら、外した古いプラグはキープ。
捨てない。
また使うかもしれないから・・・・。
レースに出ていた時分は、トラブルがあった時用にスペアで取っておいたものです。
新品のスペアーを揃えておくのがベストだけど、そんなお金はなかなか無かったから、もしもの時のために古いのを取っておいたものです。
その時のクセがまだ抜けなくて・・・・。
今だったら、トラブル出たら走らなきゃ良いだけ話ですから。
こうして古い部品がどんどんと貯まっていくわけで。(笑)
16:41 シールが
プラグの取付が終わったら、ダイレクト イグニッションを取り付けます。
で、「あれっ?」と。
ダイレクト イグニッションとコネクターをつなぐところに入っているシールがありませんね。
コネクター側にくっついちゃっているのもあれば、下に落っこっているのもありました。 (あぶないあぶない)
16:41 イグニッションを
イグニッション取り付けました。
オレンジ色のがシール。
イグニッションはプラグにしっかり押し込むのが、また力が入らないので、キチッと差し込むのがまた大変。
16:45 取り付けたら
ダイレクト イグニッション 4つ全部取り付けました。
ここまでくれば、後は配線だけ。
16:49 ケーブルを固定
イグニッションにコネクタを確実に取り付けたら、コネクターのケーブルがプラプラしないようにインシュロックタイで固定します。
16:52 ラジエータを戻す
ケーブルを固定したら、ラジエータを元の位置に戻して、ボルトで固定。
17:09 作業終わり?
最後に、タンクカバー、テールカウルとアッパーカウルをつけます。
アンダーカウルはまだ外しておこう。
しばらく走る予定がないし、まだイジると思うから。
で、作業が終わって、全体の写真を撮ると、なんか違和感。
17:09 ちょっと違う
ラジエータ部分を拡大すると、さっき取り付けたイグニッションのコネクターの位置が・・・・・ちょっと違う?
最初に撮った写真と比べたら、コネクタはシリンダーヘッドのメクラの後ろで止めてありましたね。
これで、特に問題はありませんが、アッパーカウルをまた外すのが面倒なので、次回に先送り。(笑)
(続くか)