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おせち料理に飽きたら、蕎麦? [蕎麦]

自分の母親の出身は鹿児島県です。
母親の妹家族は、今も鹿児島県の鹿屋市に住んでいます。
その妹が、自分が蕎麦を打つと言うのを聞いて、正月に地元の蕎麦粉を送ってくれました。

鹿児島県の蕎麦?と思う人も多いと思いますが、1つの統計データでは都道府県別の生産量は全国で8番目位らしいです。
1位はぶっちぎりで北海道、全国の4割以上を生産しているようです
2位は金砂郷など筑波山周辺が有名な栃木
3位は信州の蕎麦の長野県
4位は会津が有名な福島県
だそうで、栃木県や山形県、福井県などが後に続き、どこも蕎麦で有名な道県が名前を連ねます。
関東の人間からすると、鹿児島県辺りは霜も降りそうにないし、美味しい蕎麦が採れるの?と先入観をもってしまいます。

正月のおせち料理も飽きたので、冬休み最後の昼食は蕎麦を打つことにしました。
とは言え、年末から蕎麦ばっかりで少々、食傷気味ではあるのですが・・・
白米は大晦日の昼食にカレーライスを食べて以降、口にしていませんね。
(米が原料の無色透明な液体は除く)

頭が長くなりましたが、早速蕎麦を打ちます。
蕎麦粉は大隅半島にある高隈山の地名をとった”たかくま”
(パッケージがあか抜けませんね)

IMG_2739.jpg

加水率は、水廻しをしながら勘で46%。
ちょっと固めな感じでしたが、粉のつながりも良く、上手くまとまりました。
あと、1%位入れても良いかもしれません。(と言っても、粉が二八の300gなので、1%は3cc、大さじ半分ほどですが・・・)

IMG_2740.jpg

さっそく、1枚目は正統のもりそばで。
粉はかなり細かく挽いてあるので、打ちやすくて、つながりやすいです。
蕎麦の色は濃いめで田舎そば風。

IMG_2746.jpg

早速、いただきます。

IMG_2748.jpg

香りは前面に出てくるほど強くはありません。
味は、面白いですね。
土の香りがしてくる蕎麦粉は多いのですが、この蕎麦粉は草の味がしてきます。
草むしりをした直後の緑臭さが、ほのかに口の中に広がって、草原のすぐ脇で蕎麦を食べているような感覚になります。


2杯目は、年越し蕎麦を作ったときの鴨が残っていましたので、鴨南蛮にしてみました。
(鴨とネギはこげ目が付くくらい、ちょっと焼いてから汁に入れると、芳ばしくて美味しい)
温かい蕎麦にすると、この蕎麦の青臭さが消えてしまい、ちょっともったいないですね。

IMG_2744.jpg

蕎麦粉の面白さはブレの面白さだと思います。
収穫される土地によって土壌が違いますし、気候も違います。
それが、場所場所、年年によって異なる味を楽しむことができます。それが面白味です。

鹿児島県の蕎麦粉、あなどれません。
美味しゅうございました。
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