昼はヒレカツ

　今日は仕事で朝一番に西新宿、それから飯田橋、そのあと御徒町へと行ってきました。

　御徒町でちょうど昼時になったので、昼食をと考え・・・

　前から一度入ってみたかった蓬莱屋(ほうらいや)に寄ってみることにしました。

 

　蓬莱屋は映画監督の故小津安二郎氏が贔屓（ひいき）にしていたトンカツ屋です。

　

 

　小津安二郎監督は蓬莱屋のトンカツが好きで、わざわざ松竹大船撮影所まで届けさせたそうです。

　御徒町にくるたび、一度入ってみようと思っていましたが、何かブレーキをかけるものが・・・

　

　お店は、上野松坂屋に隣接して建っており、外観はご覧のとおり蓬莱屋と書かれた暖簾（のれん）がかかっているだけです。

　最初見たときに、何の店か分からず、ネットで調べたてトンカツ屋だとわかりました。

　さっそく入店します。　(^^)

　お店の中は、小ぢんまりしており、Ｌ字のカウンターのみ９席。

　カウンターの中に２人、店側に２人の店員さんがいました。（店員さん密度、高ぁ）

　先客は２組。自分より10歳くらい上の男女と、還暦をすぎた紳士一人。

　（なぜ、紳士と書くかと言うと、後ろに置いてあった荷物に、フエルトの帽子がありました。）

　カウンタの中程の席に腰掛けると、店員さんがお品書きを持ってきました。

　品数は少なめ、メインはヒレカツと一口カツと串カツだったかな。

　自分はロースカツ派なので、ロースカツを探しますがありません。

　お品書きを眺めて、「えーっと、高ぁ！ヒレも一口かつも2,900円！」(@_@)

　自分、庶民なんで、トンカツに2,900円はあり得ません！　(T_T)

　（飲みに行くとすぐ使っちゃうけどね　^^;）

　まあ、せいぜい消費税込み2,100円が自分的には限度です。（ブレーキをかけていた原因はこれか！）

　今さら、店を出られないし・・・・

　（正直書こう、あと100円高くて3,000円だったら、『すみません！』と言って店を去っていたね）

　清水の舞台から飛び降りたつもりで、　『ヒレカツ定食』　(-0-)

　（最近の鳩山首相並に声が小さい。　野党だった頃のあの元気はどこにいってしまったのだろう）

　カウンターの中では、真剣にカツを揚げています。

　店内は緊張感があり、小心者（？）の自分には『写真撮ってもいいですか？』と聞ける雰囲気じゃありません。　なので、店内の写真はなしヨ。

　ヒレカツは、形を整えて直径３cm、長さ15cmほどの俵型。

　中まで火が通るよう、油の温度が違うであろう２つの鍋でゆっくり・じっくりと時間をかけて揚げていきます。

　鍋からは結構な油煙が立ち上ります。

　　１２時を過ぎて、何組かのお客さんが来店、２階に案内されていました。２階は座敷みたいです。

　カツが揚げ上がると、網の上でしばらく放置。粗熱をとっているのかな。

　粗熱がとれたと思われるころ、お皿に移して、カット。

　ヒレカツを切るところが、後から思えば面白い。

　二人がかり！

　助手（？）が箸で、ヒレカツの右側を押さえ、揚げ手が菜箸で左側を押さえて、包丁で６つに分割。　と結構、仰々しい。

　ヒレカツを盛った皿に、千切りのキャベツを載せればできあがり。

　ご飯とみそ汁、それに漬け物と一緒に出てきました。

　『トンカツはどこから食べるタイプ？　端から？　真ん中から？』

　自分は真ん中から。　!(^O^)!

　ヒレカツは、厚さ1.5cmぐらいに切られ、衣は薄く、キメの細かいパン粉を使い、「ちょっと揚げすぎかな？」と思うくらいきつね色に揚げてあります。（写真がな無いのが残念ね）

　ヒレ肉は、ほとんど脂部位がなし。中も比較的しっかりと揚げてあります。

　さっそく、真ん中から、最初はソースも何も付けずに　『いただきます！』

　流石に脂分がほとんど無いので、肉汁があふれることはありません。

　そのかわり、赤身の部分が持っている肉本来の旨味を味わうことができます。

　『豚肉の旨味って、こうゆうのだよなぁ』　となんか、久しぶりに豚肉本来の味を味わいましたね。

　（少し牛肉っぽい感じがあったのですが、揚げ油に牛脂を少し使っているみたいです）

　ロースカツ好きの自分には少々物足りませんが、それはそれ、これはこれ。比較する物じゃなく、別の食べ物と考えた方がいいでしょう。

　ソースは、さらさらしたタイプ。肉があっさりなので、ドロッとしたトンカツソースはたぶん合わないでしょうね。

　肉が美味しくいただければ、、当然、千切りキャベツも美味しい。

　ご飯は、小さめの茶碗によそってきましたが、心配ご無用、お代わり自由です。（キャベツもね）　(^o^)

　ご飯は柔らかすぎず、固すぎず、美味しく炊けていましたが、香りは今ひとつ。カツの味を邪魔しないよう、あえて香りが少ないものを選んでいる？のかな。

　みそ汁も大豆の味がする、いい味噌を使っていて美味しい。

　キャベツとご飯をお代わりして、満足、満足。　値段を忘れればねぇ～。

　

〆

　蓬莱屋さんのヒレカツ、肉の旨味を味わうことができて、とっても美味しいかったです。　<(_ _)>

　ただし、ロースカツ好みの自分としては、少々物足りなさを感じます。

　値段が、２千円以下であれば、たまに行ったとき、寄ってもいいかなぁ。と思いますが、値段が値段だけに・・・・・　　(^_^;)

　

　追）やあ、写真も無いのに、結構書いたねぇ。　　2,900円分のブログネタになったんじゃない？

コメント 2

ほうらいや・・・有名ですよね。
行ってみたいけど、高いっすねー

2900円もあれば携行缶のガソリンを・・・とか思う俺は貧乏性（笑
by ダイスケ (2009-11-20 21:27) 

◆ダイスケさんへ

　カキコミありがとうございます。

　お品書きを見た瞬間、自分は固まってしまいました。（汗）

　でも、ST600用のレーシングタイヤの値段と走れる距離を聞いたら、普通の人はたいがい固まりますね。（笑）

by Ｒカマタ (2009-11-21 09:55)