CBRのタイヤを準備【2021年2月23日(火)】 [バイク]
2月も後半になって寒さが緩んできました。
季節は、春へと進んでいます。
暖かくなるとバイクに乗りたくなります。
暖かくなるとバイクに乗りたくなります。
そして、サーキット走行も。
整備記録ですが、記事が長いです。 <(_ _)>
15:56 タイヤを交換
と言うことで、今日はサーキット走行専用のCBR600RRの走行準備でタイヤを交換します。
代休を取って3連休にした最終日、社宅に戻るついで(?)にタイヤを交換するためハイエースでK2Yまでやってきました。
15:57 CBRを積んで
リヤゲートを開けると、CBR。
ハイエースに積んできました。
今度の週末、筑波に走りに行こうと準備をしてきました。
15:57 今履いているタイヤは
リヤタイヤ。
今履いているタイヤは、2019年5月に交換したもので、スリップマークが見えているけど、もう少し使える程度に摩耗してます。
今シーズンの走り始めは、このタイヤでスタートして、感覚が戻ったところで新品のタイヤに交換して走ろうとたくらんでいます。
なので、今回新品のタイヤに付け替えるのはスペア ホイールの方です。
16:08 スペア ホイールには
スペア ホイールもハイエースに積んできました。
スペア ホイールに装着しているタイヤは METZELER。
CBR600RRのレースカテゴリーであるST600 がブリヂストンのワンメイクになったのが 2015年ですから、METZELER が公認タイヤだったのは、2014年以前。
もう6シーズンも前のタイヤなんですね。
2019年秋にエビスサーキットの走行会の時に使ったけど、今履いているPIRELLIとだとタイヤの高さが違い過ぎて、乗り味が違い過ぎて、同じセッティングじゃダメ見たいです。
この機会に、新品タイヤに履き替えます。
16:12 まずはビートを
まずは、エアーを抜いて、ビートブレーカーでビートを落とします。
16:14 タイヤを外す
ビートを落としたら、タイヤレバーを使って、タイヤを外していきます。
16:18 反対側も
片側のビートを落としたら、反対側も。
反対側のビートからタイヤを外すのは、自分はタイヤを立てて作業するタイプ。
人によっては、寝かしたまま外す人もいます。
(今時、タイヤチェンジャーも使わず、手作業でタイヤ交換する人も少ないですが・・・。)(-_-;)
16:20 タイヤバルブを
タイヤを外したついでに、バルブを交換しておきます。
履歴をみたら、今CBRに装着しているホイールのバルブは、前回タイヤを交換したタイミングで新品に交換しましたが、こっちのホイールは交換していなかったみたい。
長い年月交換しないと、スローパンクチャーの原因になったりします。
バルブの交換はタイヤを外した時じゃ出来ないので、バルブ自体は高いものではないので、タイヤを外したついでに新品に交換しておきます。
16:20 古いバルブは
古いバルブはカッターで切り落としちゃいます。
16:22 新しいバルブを
古いバルブを切り落としたら、新しいバルブを。
バルブ本体にビート クリームを塗っておくと、挿入しやすいです。
タイヤ バルブを交換するのに専用の工具がありますが、自分は持ってません。
自分のばやいバルブキャップより一回り小さいワッシャをかまして、プライヤーで引っ張って挿入しちゃいます。
専用工具でも、バルブのネジに装着して引っ張るだけなので、やっていることは変わらないですね。
16:24 新品
新品のバルブ、装着完了です。
ワッシャーは忘れずに外しておきましょう。(笑)
16:26 タイヤは
バルブを交換したら、タイヤを交換しちゃいます。
付け替えるタイヤは、これまでと同じ PIRELLI のDIABLO SUPERCORSA V3(version3)です。
全日本ロードレース選手権や地方選手権の公認タイヤはブリヂストンですが、世界選手権のSS600の公認タイヤはこれ。
ただし、コンパウンドは今まではソフトに相当するSC1 を使っていましたが、今回はSC0(スーパーソフト)にしてみました。 お初です。
最近はサーキットを走行する回数も減ってきたので、スーパーソフトにしても、ある程度持ちそうなんで。
それだったら、グリップ力が高い方が良いですもんね。
16:27 ローテション マーク
タイヤをホイールに装着する前に、回転方向を示すローテションマークを確認。
これを間違えて装着しちゃうと、後でもう一度組み換えなきゃならなくなるので、面倒です。(笑)
タイヤのローテション マークってなぜかタイヤの片側にしか書いてありません。(個人的な記憶です)
そして、ホイールのローテション マークもホイールの片側だけ。
しかも、タイヤのローテションマークが書いてある側と、ホイールのローテションマークが書いてある側は、お互いに反対側だったりして。
これは自分の場合だけか? (タイヤがPIRELLI で バイクがHONDAの場合だけ?)
16:28 製造ロット
covid-19 が流行した2020年春以降、欧州の製品の入荷が悪くなっている噂を聞きます。
PIRELLI は中国の会社に買収されましたが、このレース用のDIABLO SUPERCORSA は欧州製のままです。
今回時間がかかることを懸念して、2月の初めに注文しましたが、すぐに入荷しました。
タイヤに書いてある製造ロットを確認すると、”3419”。
2019年の34週製造ですね。 ほぼ、1年半前。
ちと古い。 まあ、問題にならないレベルでしょう。
34週って言うのが、日本だとピントきませんが。
欧州だと”〇〇年の第何週”って言うのはポピュラー。
欧州のカレンダーには、週の頭に”第何週”って言うのが書いてあるのを見かけることがありましたね。
34週って言うのが、日本だとピントきませんが。
欧州だと”〇〇年の第何週”って言うのはポピュラー。
欧州のカレンダーには、週の頭に”第何週”って言うのが書いてあるのを見かけることがありましたね。
16:29 第何週は
で、2019年の34週って何日なのか、ググってみました。
そしたら、第何週って数え方は、アメリカと欧州じゃ違うんですね。
初めて知りました。
ここで書いても仕様が無いので、知りたい人は自分でググっておくれ。(笑)
でも、日本で生活している分には、第何週ってほとんど使わないですけどね。
タイヤのサイド ウォールにはコンパウンドの種類が、はっきりと印字されています。
サーキットで確認しやすい様にかな。
16:32 組む
能書きが長くなりましたが、タイヤをホイールに組んでいきます。
組付ける前にビートに(ビート)クリームを塗っておきます。
昔(1980年代くらいまで)は、タイヤ組むときにビートに滑りやすいように、石鹸水とか使っていたんですよね。
それが、組んだタイヤの内側に水分が入ると、タイヤの温度が変化したときに、エアー圧が(乾燥空気に比べて)大きく変わる。 と言うので、石鹸水は使わなくなりました。
普通の空気でも、温度変化によるエアー圧の変化はよろしく無い、と言うことで(他に理由もありますが)温度依存性の少ない窒素ガスを使ったりすることも。 (最近はあまり聞かなくなったかな)
ビートクリームを使う今でも、内側に水分が残るのはダメよ。
組付ける前に、ホイールやタイヤの内側は拭いておきましょう。
組付けは人力です。 自分でやれば、無料ですから。(笑)
16:33 柔らかい
タイヤ、組付け終わり。
PIRELLI のタイヤはサイド ウォールが柔らかいので、寒くても組むの苦労しないですね。
16:36 ビートを出す
タイヤ組んだら、エアーを入れてビートを出します。
自宅のエアーコンプレッサーは100Vで容量が少ないけど、バイク屋のK2Yのは200Vなので、エアーの量が十分。
ビートが勢いよく「パン、パン」と上がって気持ち良しす。
16:38 エアー圧を
ビートが上がったら、バルブにムシを入れて、エアー圧を調整しておきます。
自分の場合、使うときのエアー圧よりちょっと高めに設定しておきます。
走行前の、タイヤウォーマをかけるとき 200kPa からスタートしますが、タイヤ組んだときは 250kPa。
気温の変化で、タイヤの空気が足らなくなったりすることもあるし。
スローパンクチャーの確認にもなるので、250kPaに合わせておきます。
(あくまでも自分の場合)
16:42 バランス取り
エアーを入れたら、バランス取り。
クルクルって回してね。
ホイールのブレとか無いかも、この時に目で確認。
16:48 ウェイトを
バランス取りました。
大体、ウェイト 10gくらいでした。
ウェイトを貼り付けたら、飛散防止で、上からガムテープを貼っておきます。
16:52 最後は
バランスも取ったので、最後はタイヤに貼ってあるステッカーを?がして、軽く表面の汚れ&油分を拭きとっておきます。
16:53 リヤタイヤは終了
これでリヤ側のタイヤ交換終わり。
まだ車体には付けないので、ハイエースに仕舞っておきます。
16:54 フロント側に
リヤが終わったら、今度はフロント側。
フロント側はディスク盤が大きくて、両側に付いているので、ぶつけたり不要な力がかからないように注意しながら、作業します。
16:56 ディスクに注意
まずは、ビートブレーカーを使って、ビートを落とします。
この時、下になっているディスクが地面に当たらないように注意です。
16:58 タイヤを外す
ビートを落としたら、タイヤを外していきます。
この時に、滑りが良いように石鹸水。
でも、これは後でちゃんと拭きとっておきます。
17:00 タイヤを外したら
タイヤを外しました。
こっちのホイールもバルブを交換しておきます。
17:01 交換した日付を
交換した日付けを、ホイールの内側にペイント マーカーで書いておきます。
これで、いつ交換したか一発でわかるし、外からは見えないから不細工じゃないしね。
ちなみに、リヤタイヤのホイールに書いておくの忘れました。(汗
タイヤをはめた直後に気づいたんだよね。
時既に遅し。(笑)
17:06 フロントのタイヤは
付け替えるタイヤは、当然リヤと同じブランド PIRELLI のDIABLO SUPERCORSA V3(version3)です。
コンパウンドは今までと同じソフトに対応するSC1 。
フロント側は、これが一番柔らかいコンパウンドで、リヤ側と同じ SC0(スーパーソフト)はありません。
これまでリヤ側もSC1でしたが、フロントタイヤよりもリヤタイヤの方が早く減りました。
これがリヤ側が SC0に変わったら、もっと早くリヤタイヤ側の方が減るのかな。
まあ、まずは様子見ですな。
17:06 フロント側は
フロント側の製造ロットは”4320”。
2020年の43週。
10月頃ですね。
新しいです。
17:11 フロントを組む
フロントも、ビート クリームを塗って、組付けていきます。
17:13 組んだ
組みました。
17:14 ビートを
組んだら、エアーを入れて、ビートを出します。
ビートを出すとき、指を挟まれないように注意してね。
肉が引きちぎれるほど、痛いから。
(自分は経験していませんが・・・。)
17:16 空気圧を
同じように、エアーを入れたら、エアー圧を確認しておきます。
今度の週末、走るときに大幅に減っている様だったら、スローパンクチャー。
気温が下がると、結構エアー圧も下がります。
1ヵ月も放っておいても、結構減ります。
普通の街乗りユーザーはそこまで細かくチェックしないですよね。
なので、メーカーの推奨空気圧は高めに設定してあるのかな。
2ヵ月も3ヵ月も、下手すりゃ半年もエアーチェックしない人、結構いるだろうし。
走行前にエアーチェックする人も少なくないだろうし、ましてや減っていたからと言って、その場で空気入れる人なんて限られているでしょうから。
高めの推奨値も致し方ないかな。と思います。
17:23 バランスを取る
空気を入れたら、バランス取り。
一番軽いところが上に来るのは、当たり前の話。
17:28 右に90°
バランサーの一番上で止まった、一番軽いところにチョークでマーキング。
大体バランスが取れそうなウェイトを仮付けして、90°横(右)に回します。
そこでウェイトが下がれば、重すぎだし、ウェイトを付けた側が上がっていけば、軽すぎ。
微妙に上がっていきそうだけど、たぶん1gとか2g、 自分で体感できない範囲です。
17:28 左に90°
今度は、左に90°。
こっちも、じわ~っと上がっていきそうだけど、ほぼ止まってます。
5gのウェイトを付けてピッタシでした。
バランスが取れそうなウェイトは、経験ですね。(笑)
一番軽かったところから 90°回して、戻るスピードとか。
そのためには、バランサーに使われているベアリングは、コンディションを良好にしておかないとダメですけどね。
面倒くさいことを書きました。
17:29 ウェイトを
5gで OKだったので、ウェイトを本付け。
こっちも飛散防止で、上からガムテープを貼っておきます。
夏場とか気温も高くなりますし、それに伴ってタイヤもそしてホイールも手で触っていられなくなるくらい熱くなるので、テープの粘着力が熱で弱くなってウェイトが?がれてしまうことがあります。
走り終わった後に、ウェイトが無くなっていることがありました。
5g、10gとはいえ、200km以上で走っていたら、当たったら痛いでしょ。
ラジエータなんかも当たれば、穴が空いちゃうだろうし。
ので、ガムテ。 後先考えなければ、ダクト テープと言うのもある。(笑)
17:33 最後に
最後に、タイヤの表面をペーパーウエスで拭いておきます。
17:34 作業終了
前後タイヤの交換作業終了です。
フロント側も、バイクには装着せず。
バイクに慣れたタイミングで交換したいと考えています。
追)今度の週末の27日(土)、筑波サーキットに練習走行に行くつもりでしたが、寒さに負けました。
朝起きた時点(5時)で、ほぼ 0℃。
走行を予定している時間でも、予報で 5℃くらい。
心が折れて、社宅で寝てました。 歳を取ったね。 (-_-;)
(おわり)