GSX-Rのフロントフォークを組付け【2020年6月14日(木)】 [バイク]
ゴールデンウィークも後半の5月6日、GSX-Rのフロントフォークをオーバーホールに出しました。
しかし新型コロナウィルス感染症の影響で、(工場が停まっているのか?)フォークオイルの入荷予定が6月中旬で、オーバーホールは6月の中旬~下旬になりそうでした。(汗)
14:15 戻ってます
ただ、県境を越えての移動は自粛の要請が出ていたので、2週間ほど組付けせずそのまま放置してました。
14:18 フォークオイルは
フォークオイルは欠品していた様です。
清水さんが調べたら、Kawasaki で純正指定されているフォークオイルと同じだったみたい。
清水さんの知り合いのバイク屋さんに聞いたら、在庫があったので、それを回してもらったそうです。
ありがたいです。
「清水さん、ありがとうございます。」 m(_ _)m
14:26 開梱
戻ってきていたフロントフォークを早速開梱。
外観きれいになって戻ってきました。
フロントフォークとかリヤサスペンションとかは、メインテナンスするときオイルの滲みとか、サビとかの状態を確認出来るように前もって掃除をしちゃダメ。 と言う話を聞いたか聞かなかったか、どうだったかな。 (^_^;)
自分が掃除するのをサボるため、そういうことにしておいて、掃除もせずに送っちゃたんですよね。(笑)
14:28 単管をバラす
吊しっぱなしのGSX-R。
この状態で約1ヶ月、落ちずにすみました。(笑)
まずはフロント スタンドで持ち上げて、単管をバラします。
狭いガレージで作業をするのにCBRとか邪魔なので、一旦外に出しておいて。
14:53 トルクレンチが入らない
三つ叉を下からのぞいた写真です。 (^_^;)
フロントフォークを組み付けた後、黄色い丸のところのロア クランプ ボルトをトルクレンチを使って規定のトルクで締め付けなきゃいけません。
でも、この状態だとトルクレンチが入るスペースがありません。
取り外すときは、ボルトを緩めればいいだけなので、コンビネーション レンチでどうにか緩めることは出来ましたが・・・。
14:53 サイドカウルを
カウルを外さないとトルクレンチが入らないので、まずはサイドカウルを外します。
でだ。 ガレージの中は暑いのだよ。 ( ̄。 ̄;)
ガレージは傾斜地に穴を掘った形で出来ているので、出入り口側の一方しか開いてないんですよね。
なので、扉を開けっぱなしにしていても、風が抜けないんです。
しかも、半分地下構造みたいになっていて湿気が多いので、乾燥機を入れてます。
この乾燥機の熱気もあって暑い。 (^_^;)
15:37 フロント フォークを仮組み
と言うことで、カウルをバラすのは途中までにしておいて、とりあえずフォークを仮組みして、動かせるようにして、外で作業することにします。
まずは、トルク管理は後回しにして、フロントフォークを仮組み。
15:59 フロント フェンダーを取付け
続いてフロント フェンダーを取付け。
16:11 フロント タイヤを取付け
フロント タイヤを取り付け。
後は、フロントブレーキを取り付ければ、移動できます。
16:29 イニシャルを
外に出ました。
「涼しい!」 \(^_^)/
で、作業を継続。
仮組みしたフロント フォークのセッティングを確認。
まずはイニシャルから。
このフォーク(BPF)の場合、フォークスプリングのイニシャル設定はフォークの下にあります。
イニシャルの設定は変更していないので出荷時のまま、一番緩めた位置から時計方向に5-1/2回転。
16:31 UP SIDE DOWN?
続いてダンパーのセッティング。
「(-_-;) ・・・・・。 やっちまったぜ! 文字が逆さま。」
普通のフロント倒立型のフォークって、円筒形で方向が無いんですが。
そのつもりで組んだら、BPFはトップのキャップに文字が書いてあったんだね。
その文字が逆さま。
圧縮側の調整ネジと伸び側の調整ネジも左右逆さま。
性能・機能には問題は無いんですが、文字が逆さまじゃカッコ悪いでしょ。
そして、このフォークを見た他の人は、
「この人は、こうゆうところに頓着しない人なんだなぁ~。」と思われてしまいます。(笑)
16:34 ダンパーも
フォークの方向を直すのは後回しにして、ダンパーの調整も確認しておきます。
ダンパーのネジが左右入れ替わっちゃているので注意だね。
まずは伸び側(TEN)から。
伸び側もイジってなかったので出荷時のままで、一番締め込んだ位置から半時計廻りに4回転。
次に圧縮側(COMP)。
圧縮側は固い(入りが悪い)と思ったので、出荷時は一番締め込んだ位置から反時計回りに5-1/4回転だけど、6回転戻してます。
16:35 右側も
左側のフォークの取付けが逆さまだと思ったら、ご丁寧に右側のフォークも偶然文字が逆さまになるように組んでたね。
こっちも、組付け直さないと。 (ーー;)
16:36 エアーダクトを
さて、トルクレンチが入る様にするには、ラム圧のエアーダクトを外せば大丈夫そう。
ヘッドライトとかメーターパネル、バックミラーを取り外す必要があるアッパーカウルは外さなくても大丈夫そう。
16:37 エアーダクトを外せば
エアーダクトを止めているボルトを外しました。
ボルト1本で止まっていたので、簡単でした。
で、ボルトの頭が回せる様になったら、まずはボルトを緩めて、フロント フォークの文字の位置が正規の位置になるように回しておきます。
16:44 トルクレンチで
で、フォークの突き出しの量をキチッと計って。
ロアクランプのボルトをトルクレンチを使ってキチッと締めます。
16:53 トップブリッジ側も
続いて、アッパークランプのボルトを締め付ける。
その前にフォークがスムーズにストロークするか確認して、から規定トルクで締め付け。
たら、最後にハンドルバークランプボルトを規定トルクで締め付け。
GSX-Rはこの4本のボルトの締め付けトルクが同一なので楽。
CBR600RRは、ロア側とアッパー側、そしてハンドルバーの締付けトルクが全部違いました。
その辺りはメーカの考え方の違いが出ますね。
ここの締付けトルクで、ハンドリングが変わったりするらしい。
わかる人にはわかるけど、わからない人には当然わからない。
たぶん、自分は後者。(笑)
17:00 右側も
左側のフォークの取付けが終わったら、今度は右側。
同じ様に、ラム圧のエアーダクトが邪魔ですので、外します。
17:04 エアーダクトを外す
左側はケーブルがあったりして、ずらすこことは出来ましたが完全に取り外すことは出来ませんでした。
けど、右側は写真の通り、ボルト1本外せば完全にエアーダクトを取り外せます。 作業しやすい。
まずは、ボルトを緩めてフロントフォークの方向を直してから、再締結。
17:05 ロア クランプ ボルトから
同じ様に、ロア クランプ ボルトの締付けから順番に。
規定トルクで。
フロントフォークって、この上下合わせて4本のボルトで留まっているだけなんですけど、ここに到達するまでに年本のボルトやらファスナーを外さないと、ダメなんでしょうね。(笑)
17:08 組付け完了
ロア側の後、アッパー側も締め付けて、ハンドル ブラケットも締付け。
アッパーカウルだけ残っていると、ちょっと異様な感じですが・・・。
これでフロント フォークの組付けができました。
これからカウルを戻していきます。
街乗りバイクの場合、このカウルを付けたり外したりするのが大変ですよね。
レース仕様のバイクはその点が全然、楽。
17:50 作業おしまい
掃除をしながらカウルの組付け完了です。
6月19日で県境を越えての移動が原則解除になります。
今度の週末、天気が良ければ久しぶりに県外ツーリングに行きたいですね。
(おわり)