久しぶりの家蕎麦【2017年2月26日(日)】 [蕎麦]
富士市での2週間ほどの仕事が終わった週末。
3週間ぶりに週末自宅で過ごします。
久しぶりに蕎麦が食べたくなりました。 年越し蕎麦を食べてから以降、家で蕎麦を食べてませんでした。
そう言えば、”八ヶ岳蕎麦切りの会”が主催した”寒晒し蕎麦を振舞う会”で、高山製粉さんからお土産でいただいた蕎麦粉が冷凍庫に入っていることを、思い出しました。
今日の昼は、この蕎麦粉を使って蕎麦を打つことにしましょう。
もらった蕎麦粉のブランド名は”夢玄”(むげん)。
今まで自分は打ったことがありませんが、最近発売が開始された蕎麦粉です。
諏訪市にある高山製粉さんは、信州の蕎麦粉を中心に10種類ほどのブランド名で蕎麦粉をネット販売しています。
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自分が普段自宅で蕎麦を打つときは、”八ヶ岳”と言うブランド名の蕎麦粉を使っています。
この蕎麦粉は、つながり易くて、素人にも打ちやすく、500gで 700円と信州の蕎麦粉としては標準的な価格の蕎麦粉です。
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対して、もらった”夢玄”は、打つのが難しい蕎麦粉らしく、値段も500gで 1,100円と結構なお値段がします。
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蕎麦は、約5割程度の水を加えて打ちますので、500gの蕎麦粉で750g前後の蕎麦が出来ることになります。
街中のそば屋さんで、盛りが多いところで1人前150g程度だと思いますので、500gの蕎麦粉で約5人前の蕎麦ができることになります。
ですので、500gで1,100円だと、1人前で220円となるので粉だけでこの値段と言うのは、とても高価なもだと思います。
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話が逸れました。 ( ̄。 ̄;)
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それでは、蕎麦打ちます。
蕎麦粉は、袋半分の250g。
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難しい蕎麦粉らしいので、最初から蕎麦10割で打つ様な無謀なことはせずに、つなぎを使います。
つなぎ粉(小麦粉)を2割(50g)加え、合わせて300gの外二の二八で蕎麦を打つことにします。
これで、大体3人前できます。
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水は、5割の150gを準備。
高山製粉さんのパッケージに記載されている標準の加水率(蕎麦粉に対して加える水の割合)は、大体合っているので、50%全部加えちゃいます。 (結構、いい加減です。) (ーー;)
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こねました。
麺体自体には粘りはあるんですけどねぇ~。
力を加えて変形させると、上手いこと塑性変形してくれませんねぇ。 割れちゃいます。
今まで経験したことない特性を持っている蕎麦粉ですね。
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とりあえず、そこそこ蕎麦を打ってきて身につけた手先の技で誤魔化して、玉にしました。(笑)
自分の実力だと、この蕎麦粉では十割じゃ きっと打てませんね。 ボソボソになっちゃうでしょう。
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丸い玉の状態じゃ食べられませんので、とりあえず伸してみました。
この粉、粘りはあるんですけど、変形に弱いですね。 端が割れてきちゃいます。
そして結構固い。 もう少し水を入れてもいいような感じですけど・・・・。(それは次回に。憶えていたら・・・。)
周囲が割れてきちゃうので、あまり薄く伸せません。 適当なところで止めておきます。
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伸したら、切ります。
このくらい引いて撮ると、ボロが出ません。(爆)
標準的な薄さまで伸せなかったので、薄く切って誤魔化します。(笑)
なので、普通の蕎麦の断面は”□”なスクエアーですが。 じゃなくて、1:2くらいの長方形。 (きしめんか!)
まあ、プロじゃないので、このあたりでご勘弁。 (^_^;)
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さっそく、茹でてみた。
一枚目は”もり”で。
うっすらと緑色して、新蕎麦の様にみえます。 以前訪れた神田藪蕎麦の蕎麦もこんな色でした。
美味しそう。 (^o^)
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『それでは、いただきます。』
「うまい!」
蕎麦の味がしっかりしています。 かと言って蕎麦の味が強すぎることもありません。
味が薄い蕎麦だと、種物を食べたくなりますが、この蕎麦は蕎麦だけでいいです、他に何もいりません。
”もり”1枚くらいなら汁なしでも、いいくらい味があります。
のど越しもしっかりしていて、普段食べている”八ヶ岳”と言うブランドよりも、しっかりとした食感が楽しめます。
高いだけのことはあります。
良い蕎麦粉だと思いますね。 この蕎麦粉に文句を言う人はほとんどいないでしょう。
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2杯目は、暖かい蕎麦にして。
スーパで買ってきた、かき揚げとイカ天を添えて、天ぷら蕎麦で。
暖かい蕎麦にしても、負けないだけの強さがありますね。 美味しいです。
「ごちそうさまでした。 美味しかったです。」
手前味噌ならぬ手前蕎麦でした。(笑)