寒晒し蕎麦を味わってきました。【2017年1月25日(水)】 [バイク]
自分は知りませんでした。
最近はあまりブログ記事にしていませんが、たまに自宅で蕎麦を打ってます。
蕎麦粉をときどき通販で購入している高山製粉のメールマガジンで、この「寒晒し蕎麦」振る舞いの募集がありました。
招待者数が15名と少なく当選することもないだろうと思いながらも、寒晒し蕎麦ってなんだろうと思いましたので、「当たったらラッキー」ぐらいの気持ちでメールで応募してみました。
後日、メールが届きました。
当選しちゃいました! (゜o゜;
こうゆうのって、当たることもあるんですね。 応募してみるもんです。
15名の枠に対して、応募数が98名。 確率15%強。
せっかく当選しましたので、(仕事をさぼって)出席することにしました。 (^_^;)
11:24 有楽町に到着
1月25日の水曜日、平日なので仕事を抜け出して有楽町にやってきました。
仕事で有楽町に来ることは、まずないので、ちょっと新鮮。
11:44 和光の前に
開催される場所は、銀座和光の近くです。
ちょっと早めに到着したので、銀ぶらしながら、まずは和光に向かいました。
11:49 銀座NAGANO
開催場所の銀座NAGANOに到着。
銀座NAGANOは、長野県のアンテナショップです。
1階はバルスペースが併設されたショップスペースになっていて、2階がイベントスペース。
今回の”「寒晒し蕎麦」振る舞い”はこの2階のイベントスペースで開催されました。
11:52 空いている席に
エレベーターで2階に上がると、4人がけのテーブルが4卓準備されており、当選者の皆さんはほぼそろっていました。
2~3空いていた席に、着席。
イベントは12時からですので、始まるまで少し待ちます。
11:52 今日の次第
メインは寒晒し蕎麦の振る舞い(試食)ですが、その前に”寒晒し蕎麦”の説明などがあるようです。
試食は、12時半からですね。
12:02 八ヶ岳蕎麦切りの会
12時になって振る舞う会が始まり、まずは”八ヶ岳蕎麦切りの会”の会長からご挨拶。
12:04 高山製粉さん
続いて、今回メールマガジンにて募集をかけた”高山製粉”の社長からのご挨拶。
高山製粉さんは、長野県の諏訪市にあり、信州八ヶ岳で産する蕎麦を中心に製粉し販売をしています。
12:17 寒晒し蕎麦って?
そして、寒晒し蕎麦の説明など。
寒晒し蕎麦は、秋に収穫された蕎麦の実を、大寒の時期に、今年は1月20日頃から、極寒の川に浸します。
それを、引き上げて立春の時期に天日干しにします。
さらに、その蕎麦の実を夏場まで土蔵に保管したものです。
この様に、蕎麦の実を寒晒しすることによって、雑味が抜け、もちもちした食感になり、甘みが増す蕎麦になるそうです。
この寒晒し蕎麦は江戸時代には将軍家に献上されていたそうですが、明治時代には一旦途絶えていたものを復活させたそうです。
この寒晒しの蕎麦粉を使った打った蕎麦は、毎年7月の14日から、八ヶ岳蕎麦切りの会に属する11店舗で食べる事ができるとのことです。
この寒晒しの蕎麦を作るには、手間がかかることもあり、生産量は多くなく、例年約1週間ほどで完売してしまうそうです。
12:34 凍み製品
寒晒し蕎麦の説明が一通り終わると、まずは八ヶ岳蕎麦の会の地元、茅野地方に伝わる”凍み”製品が振る舞われました。
写真左手のお皿の左側には、凍み大根を使い、イカ、リンゴ、トマトを載せたマリネで、その右手は味噌漬けです。
写真右手奥は、凍み豆腐(高野豆腐)。 高野豆腐に似た製品は、日本各地の極寒の地域で作られていますね。
12:37 寒天
これは、寒天の味噌漬け。
寒天自体は元々テングサから作られたところてんを凍結・乾燥して作られたものです。
ところてんは、海辺の地域で食べられますが、寒天となると極寒の地域で生産されるため、在来の製法での寒天の生産は、長野県の諏訪地方で盛んに行われているようです。
在来の製法の他には高温乾燥を用いた工業的な製法もあり、現在では工業的な製法の寒天の方が多い様です。
12:47 寒晒し蕎麦
凍み製品が提供された後、いよいよ本命の寒晒し蕎麦がテーブルに運ばれてきました。
提供された寒晒し蕎麦は、蕎麦粉十割の生粉打ちで、やはり同じ八ヶ岳蕎麦切りの会のメンバーが今朝、地元の店で打ってきた蕎麦を運んできたものです。
それでは、蕎麦が伸びないうちに、いただきましょう。
12:48 さっそく
蕎麦は、寒晒し蕎麦の特徴が良くわかる様に、しっかりと水切りをした様です。
箸でつまんで持ち上げると、写真の様にモワッと蕎麦がついて来ます。
蕎麦は通常のものと違い弾力性がありとても良く伸び、もちもちした食感が楽しめます。
逆に言えば、蕎麦のシャッキリ感はありません。
蕎麦の実を寒水に晒したためが香りは多くはありません。
味はえぐみなどはなく、刺激が少なくまろやかで品が良く、味が濃いですね。
最初に出された蕎麦は、茹で時間やしめる温度を、寒晒し蕎麦の特徴が良く出る様にしていましたが、次に出された蕎麦は冷水でしっかり〆たもの。
こちらの蕎麦だと、もちもち感は少なくなりますが、その代わりにシャッキリ感が出て、普通の蕎麦に近い印象になります。
自分的には、こっちのシャッキリした蕎麦の方が好みですね。
ただ、茹で時間と蕎麦をしめる温度でこんなに印象が変わるとは驚きです。
12:56 ご馳走様でした。
あっという間に、完食。
美味しかったですね。
この蕎麦は毎年7月14日から販売していると言うことなので、”寒晒し蕎麦”目当てにツーリングに出かけるのも良いかもしれません。
ただ、例年1週間ほどで完売してしまうそうなので、天候とかそういうのが合えばいいんですけどね。
出来れば1ヶ月ぐらいは提供してもらえると、日程の調整も付くので、訪れるチャンスも増えるでしょうね。
13:41 銀座NAGANOを後に
今回は貴重な体験をさせていただき、”八ヶ岳蕎麦切りの会”および、”高山製粉”様、大変ありがとうございました。