伊勢参りに行く。(その2)【2016年12月18日(日)】 [旅行]
伊勢参りの続きです。 冗長です。 ( ̄。 ̄;)
朝、鈴鹿市内にある逗留中のホテルを出発し、電車で伊勢神宮の外宮のある伊勢市駅に到着。
ちょっと早めの昼食に伊勢うどんを食べ、外宮の正門(?)とおぼしきところまでやってきました。
11:30 表参道の入口
外宮の正宮までのアクセスは、ここから表参道を通っていくルートと、さっき駐車場があった(その1参照)北御門からいくルートの2通りあるみたいです。
”正門”とかの表示を見かけないんですが、たぶんこっちがメインの通りみたいです。
こっちから正宮に向かうことにしましょう。
※ 元々は、北御門が正門だったみたいです。
ですが、明治時代に伊勢市駅が出来て、こっちから参宮にくる人が増えたため、今ではこっちの通りの方が栄えていて、こっちがメインの通りにみたいになってます。
11:31 内宮まで
道端にあった道路案内、内宮まで3.8km。 歩いて行くにはちと遠いな。
11:33 火除橋(ひよけばし)
それでは、表参道に続く火除橋を渡って、正宮に向かいます。
火除橋は名前の通りですね。 消火設備が脆弱だった時代、火災の延焼を防ぐために、神宮と一般の地域との間に火災の延焼対策として設けられた様です。
11:34 外宮域内案内図
入口脇にあった外宮域内案合図で中を確認。
外宮域内には、正宮の他に、別宮として”多賀宮(たかのみや)、土宮’つちのみや)、風宮(かぜのみや)などがあります。
外宮の神様は、豊受大御神(とようけのおおみかみ)で、衣食住および広く産業の守護神らしい。
内宮の神様は、天照大御神(あまてらすおおみかみ)で、外宮とは別の神様なんですね。
自分の場合、初めて訪れる場所は、あえて事前にあまり調べない様にしています。 あまり事前に知識を入れ過ぎちゃうと、初めて見たときの感動とかが薄れちゃうこともあるんでね。
せっかく、初めての場所なのに、感動が薄れちゃうのは勿体ないと思っています。 (ものぐさ者の言い訳です)
その代わり、見落としちゃう事もたくさんあるんですけどね。
例えば、2013年のゴールデン・ウィークに山口県をツーリングしたんだけど、そのときは風光明媚で有名な角島大橋を知らずに、ショートカットしちゃったんだよね。 これは、後から知って、関東からなかなか行けない場所なので流石に勿体なかったと、思いましたが。
話を元に戻して、先に進みます。
11:36 白鷹
表参道に入りしばらく歩くと、左手に”神宮御料酒”と書いて、高々と積まれた(たぶん)四斗樽。
灘の白鷹酒造から献上されたお酒だそうで、神宮御料酒に選ばれたただ一つのお酒だそうです。
4列 × 5段 × 3山 = 60樽。 1斗樽は10升(1.8リットル)だから
60樽 × 4斗× 10升 = 2,400 升
毎日、2合ずつのんでも、 2,400升 × 5 = 12,000 日分 (÷365 = 32.8年分!)
「一人じゃ飲みきれないなぁ。」(笑)
だれが、飲むんでしょうね。 なんて事を考えながら、プラプラ歩いて行きます。
11:36 せんぐう館
そして、同じく表参道の奥には”せんぐう館”があります。
せんぐう館は、式年遷宮(しきねん せんぐう)のこと、神宮のことを新宮の職員がわかりやすく解説してくれるそうです。
入館料 大人300円。 入らない。 ( ̄。 ̄;)
※ 遷宮については、後でちょこっとだけ書いています。
11:39 参道を
参道を歩いて進みます。
12月も後半ということもあり、参宮する人は少なめですかね。 去年訪れた内宮よりも人は少なめです。
11:41 正宮跡?
伊勢神宮の内宮、外宮は式年遷宮と言い、20年に一度神殿などを新しくして移ります。
伊勢神宮の外宮、内宮は日本古来の建築様式を踏襲していて、ヒノキの素木(しらき)を用いて建てられているので、一般的な寺社よりも耐久性が劣ります。
そのため、遷宮と称して20年に1回建て替えをして引越をするんですね。
立替をして引越をするため、その横に同じ広さの用地が準備されているそうです。
ここは、外宮の正宮跡の様、次回の正宮はここに建てられるんでしょうね。 隣には、正宮があります。
前回の遷宮は平成17年から8年間かけて行われ、平成25年に終えたそうです。
20年に1回の遷宮で、8年間を要するんだから、年中引越しているみたいなもんですね。(笑)
11:42 となりには
空き地の隣には、平成25年に遷宮した正宮。
周りを木塀に覆われ、周囲から中を見ることは出来ません。
正宮の建物を観たければ、300円払って”せんぐう館”を訪れましょう。 (-_-;)
11:43 正宮に
正宮にお参りします。
鳥居の内側は撮影禁止ですので、ここから先はカメラを仕舞って。
11:50 お参りしてきました。
お参りしてきました。
鳥居の内側に入っても、その奥の本殿(?)に相当する部分は、見ることができません。
手前でお参りするだけです。 参拝は、見ることが大事じゃなくて、訪れることが大事なんでしょうね。
規模的な話をしたら、2006年のゴールデンウィーク・ツーリングで訪れた宇佐神宮の方が大きくて建物の色も朱塗りで、見応えがありましたよ。
11:58 別宮
正宮のお参りが終わったら、別宮も巡ってみましょう。
ここは多賀宮。
別宮は、普通の寺社と同じ様に、かなり近くまで立ち入ることが出来ます。
12:22 火除橋まで戻る
別宮も、一通り見てまわり、火除橋まで戻ってきました。
お参りとは別ですが、観光的に見ると、広い境内で手入れが行き届いてきれいではあります。
けど、ちょっと地味かな。 正宮の中も観ることはできないし。
外国人に人気のある、伏見稲荷神社とか宮島とか金閣寺みたいなわかりやすさは無いですね。
事前にある程度、歴史的な知識を入れて行った方が楽しめると思います。
外宮で半日ぐらい時間が潰せるかと思いましたが、(寺社にあまり興味がない自分では)1時間ほどでお参りが終わってしまいました。 (^_^;)
外宮にも、内宮と同じ様に参道に飲食店や土産物店が林立しているかと思ったんですが、無いんですね。
伊勢市駅から外宮に向かう通りにボチボチとはありましたが、ヒマを潰せるほどではありませんでした。
『さて、どうしたもんじゃろのぉ。』
12:25 内宮行き
外宮のお参りが、予定したより早く終わってしまい、入口付近で「どうしようか」考えていたところ、内宮行きのバス停がありました。 (内宮まで歩いていくにはちと遠いんです。)
それでは、一昨年訪れましたが、バスで内宮にもう一度行ってみることにしましょう。
12:29 バスで
外宮前のバス停から、内宮行きのバスが出ているので、それに乗って内宮に向かいます。
バスは、そこそこの本数(1時間に4本ぐらい?)出ているので、電車で内宮にお参りする場合はバスが便利なのかな。
日曜日の昼時とあって、結構混んでました。
外宮前から内宮までのバス運賃は430円。 ちと高くない? 距離はさっきの道標にあった様に4kmぐらいなので。
(自分の)地元京急のバスだと、4kmだと250円くらいかな。 ここは観光地価格か?
3人以上だったら、値段はほぼ同じ、楽だし待ちが無いので、タクシーの方がイイと思います。
12:45 内宮前に到着
バスで揺られること20分ほど、伊勢神宮の内宮前に到着しました。
今回も、記事が長くなりすぎましたので、今回はここで一旦記事を切ります。
続きは、次回の記事で。
(つづく)