GPSでラップタイム計測【TSi 747Pro】 [バイク]
今日はちょっとマニアックなお話し。
先週の20日(水)、筑波サーキットに練習走行に行ってきたのは、前回のブログの話題です。
そのサーキット走行をするときに1周のラップタイムを計りますが、以前は写真にあるP-LAPと言う機械を使っていました。
このP-LAPですが、去年転倒したときに最終コーナーのどっかに飛んでいって無くなってしました。
(この話しは、ホームページの方で少し触れました。)
P-LAPが無くなってしまったので、今回は下の写真にあるGPSレコーダーを使ってラップタイムを計る機械を使ってみました。
たぶんTSi って会社の747Pro というモデルで、お値段が約1万円と他の類似品と比べるとお安いのが魅力。
今まで使っていたP-LAPと言う機械は、ゴールラインの下に埋め込まれた磁石の磁力をセンサーで拾って、タイムの計測をしています。
これに対して、GPSレコーダーを使った機械は、今どこを走っているかを計測して、タイムを算出しています。
このGPSレコーダーは、去年エビスサーキットの走行会に参加する前に購入したものです。
エビスサーキットのコースは、前述の磁石が埋め込まれていないためにP-LAPを使うことが出来ないので購入しました。
そのときは使い方を良く調べなかったため、使いこなすことが出来ず、その後走る機会も無かったので、そのまま放ってありました。
GPSレコーダーはオートバイのテールカウルにガムテープで固定。
そして、これでどうやってラップタイムを知るかと言うと、
タイムを表示するのに、スマートフォンを使います。
スマートフォンは通信契約は不要なので、型落ちでも使い古しのものでもOK。
スマートフォントとGPSレコーダーとは、blue Tooth で接続。
GPSレコーダーで受信した信号を、blue Tooth でスマホに送ります。
その信号を、”LAP+android”と言うアプリで処理して、走行中はラップタイムを表示します。
走行中はラップタイムを表示しますが、走行後、各周回のラップタイムとかのログが残ってないのかなといじっていたら、 ”PLAYER”と言う項目があり、それを選ぶと下記のLOGが出てきました。
スマホ本体にちゃんとデータが残っているんですね。
そして、”筑波サーキット コース2000”の方をタップすると、
20日に走った12:55からと14:20からの2本の走行データが表示されました。
さらに、その走行データをタップすると、
各ラップのタイムが表示され、
16周目のタイムが1分8秒299 で、BEST で、各ラップの最後には、ベストラップとのタイム差が表示されています。
そして、各ラップをタップすると、
画面の左側には、その周のスピードがグラフ表示され、右側には(見難いですが)コース図が表示されます。
そして、画面左下の”PLAY”をタップすると、
右のコース図上に示された三角形(自車の位置)が移動して、どこを移動しているか、そしてそのときの車速が右のグラフからわかる様になっています。
う~ん、なかなか使えますね。
これなら、サーキットまでわざわざPCを持っていかなくても、大丈夫ですね。
そして、こちらがPC上で動く”LAP+View.net”と言うソフト。
走行後GPSレコーダーの方に走行ログが残っているので、USBケーブルで接続してデータを吸い上げ。
データを開くと
筑波サーキットのコース図とかが表示されます。
右側には、選ぶことが出来るグラフ。
とりあえず自分は、速度(km/h)と 馬力(PS) とバンク角(deg) を選択してみました。
速度はレコーダーが移動した速度だけど、”馬力”はどれくらい加速したかを計算して、重量を入力できる様になっているので、バイクとライダーの大体の重さの入れてやると、勝手に近似値を計算しているようです。
そして、バンク角は、(当然角度センサーなんてものは搭載していないので)速度と軌跡から半径を出して遠心力を計算して、それに釣り合う角度を計算しているんじゃないかな。
馬力もあくまでも計算上なので値は正確じゃないけど、どこでアクセルが開いているかとかはわかりますね。
また、バンク角も実際のバンク角じゃないけど、コーナーのどの位置が一番バンクしているかとかがわかるので、練習のネタになると思います。
それなので、サーキットから帰ってきても、机の上で遊べますね。
そして、左下には、各周回の最高速とラップタイム、平均速度、最低速度なんかも表示されるようになっています。
それに、1周をいくつかのセクターに分けることも出来るみたい(まだ試してません)なので、そうするとどの部分でタイムのバラツキがあるか、なんてわかっちゃうんですね。
なかなか面白いですね。
ただ、元がGPSの信号から計算しているので、誤差はあると思います。
次回エビスサーキットに走りにいったら、光電管式のポンダーのデータと比較ができますね。