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フロントフォークを修理 【YZF-R1:1月24日】 [バイク]

 今日はフロントフォークのオイル漏れの修理をします。 
 
 先々週の1月9日にバイクからフロントフォークを取り外し、部品注文をしておきました。
 
 先週の17日(日)は、仕事関係の資格試験だったので、時間が取れず修理は今週になってしまいました。
 
 昼過ぎに、K2Yに到着。 
 
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 さっそく、預けておいたフロントフォークを取り出して、まずはキャップを外します。 
 
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 (フロントフォークはバイクから取り外して、自分で修理する時間が無かったら、お願いしようと預けておきました。 )
 
 
 キャップを外したら、ひっくり返してオイルを抜いちゃいます。 
 
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 抜いたオイルは真っ黒でした。 (ーー;) 
 
 
 まずは、オイル漏れのトラブルが発生した左側(クラッチ・レバー側)のフロントフォークから。 
 
 おおよそオイルが抜けたら、専用工具でキャップを取り外します。 
 
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 アウターチューブ側を外すと、こんな感じの部品が出てきます。 
 
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 フォークのキャップと、スプリング、それにスプリングのスペーサーと、ダンパーのプッシュロッドですね。
 
 
 インナーチューブ側はとりあえず置いておいて、後で作業しましょう。  
 
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 アウターの一番下の部分、今回オイル漏れがあった箇所です。 
 
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 ダストシールを取り外します。 
 
 ダストシールは新品に交換するので、古いのを取り外しますが、比較的簡単。
 
 どうせ使わないので、プライヤでつかんで、無理矢理引っぺがせば、取れます。
 
 
 ダストシールを取り外すと、オイルシールが現れます。 
 
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 オイルシールは、写真のスプリングで止まっているので、これを外します。
 
 これも、ついでなので新品に交換しちゃいます。
 
 
 はい! 問題のオイルシール。 
 
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 今回、これが劣化してオイル漏れが発生した訳ですね。
 
 これも交換するので、取っちゃいますが、これはプライヤーではさんで無理矢理引っ張っても、そこだけ切れちゃうので、専用工具にお助けしてもらいました。 (写真は後でね)
 
 
 オイルシールが取れたら、その奥に見えてくるのはスライドメタル。 
 
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 フォークのインナーが当たる部分ですね。
 
 これも消耗するので、今回交換交換しちゃいます。
 
 
 この部品は軽く圧入されている感じなので、裏から木の棒で叩いて外しました。
 
 で、外れたスライドメタル。 
 
IMG_9632.jpg
 
 
 今、アウターから外した部品を右から順番に並べて見ました。 
 
IMG_9633.jpg
 
 左から2番目のスペーサー(?部品名知らず) だけは、消耗しそうもないので交換せず。
 
 他の4点は部品代もたかが知れているのでこの機会に全部新品に交換しちゃいます。
 
 
 下の袋に入っているのが、今回取り寄せてもらった交換部品です。 
 
IMG_9634.jpg
 
 
 で、あとフォークオイル。 
 
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 マニュアルには、フォークオイル0.543L(1本)と記載されているので、1本(=1L)だとちょっとだけ足りません。 (T_T)
 
 
 インナー側の写真を撮り忘れちゃったけど、後で右側のフォークをメインテナンスする時に出てくるので、後でね。
 
 インナー側のフォークは、ダンパーを取り外して清掃が終わったので、インナー側に再度取り付け、アウター側を挿入したら、フォークオイルを注入します。 
 
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フォークオイルを適当に注入したら、インナーロッドを上下にストロークさせて、ダンパー内のエアーを抜いて、フォークオイルを行き渡らせます。  
 
IMG_9638.jpg
 
 フォークオイルを行き渡らせたら、フォークオイルの量を調整します。
 
 サービスマニュアルに従って標準量、全屈状態でフロント・フォークの上端から88mm。
 
 これも写真撮らなかったね。 作業中、両手が塞がっているので、どうしても撮り忘れちゃう。(笑) 
 
 
 
 フォークオイルを規定量入れたら、専用工具でフォークスプリングを戻して、スペーサーを入れます。 
 
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 『よいしょっと! 入ったね。』 
 
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 この作業1人でやるの無理! (笑)
 
 
 そして、キャップを締め付けて、作業終わり。 
 
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 左側のフォークの修理は終わりました。 ここまで、1時間半くらいかかったかな?
 
 
 次は、右側のフロント・フォーク。
 
 こっちは、オイル漏れはしていませんでしたが、4万キロ近く走っているので、ついでにオーバーホールしちゃいます。
 
  (以前、1回オーバーホールしていると思って履歴を確認したら、R1のフォークはオーバーホールしてませんでしたね。(>_<) 
 
 それでは、左側と同じ様にばらします。 
 
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 トレイの真ん中にある長い部品がダンパー。
 
 インナー側の下端にボルトで止めてあるので、ボルトを緩めて取り外します。
 
 ボルトを緩めるときに、手動のレンチで回しても、供回りして緩められないので、普通はエアーツールを使うんだけども、今回自分が持っている電動インパクトで緩めてみたら出来ましたね。
 
 ダンパーは普通にひっくり返しても、オイルは全部抜けません。 ロッドを手でストロークさせて中に入っているオイルを出してやります。
 
 
 インナーチューブのメッキ部分は汚れがこびり付いていたので、金属磨き(ピカール)で磨いてやったらきれいになりました。 
 
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 深い傷やサビなどは無かったので、再メッキなどは必要ないですね。 
 
 
 フォークのキャップ。 
 
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 小指の先に見える黒っぽい金属の板がフォークスプリングの上端部にきます。
 
 左側のネジを回すと、この金属の板が上下して、スプリングのイニシャルが調整できる仕組みになっているんですね。
 
 ちなみに、このフォークスプリングキャップには写真のものは取り外してありますが密閉するためのゴムのリングが付いています。
 
 それも今回新品に交換しました。
 
 
 右側のオイルシール。 
 
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 こちら側はオイル漏れの症状はありません。 けど、ここまでバラしたら新品に交換しちゃいます。
 
 
 で、取り外すのが、この写真の工具。
 
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 名前とか知りません。(笑) 
 
 
 そして、こちら側のスライドメタルも交換。 
 
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 新品のスライドメタルと、オイルシールを組み付けました。 
 
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 新品の各部品にはなじみがイイように、フォークオイルを塗っておきます。
 
 ダストシールは、フォークオイルをなじませた後、先にインナー側に取り付けておきます。 
 
 
 ダンパーは古いオイルを抜いて、掃除をしたらインナー側に取り付けてボトムエンドから6角穴付きボルトで取り付けます。 
 
IMG_9651.jpg 
 
 締め過ぎず、弱すぎないよう、トルクレンチを使って確実にね。
 
 このボルトには、銅のワッシャーが使われているので、今回これも新品に交換です。 
 
 
 また写真が飛んじゃってますけど、組み付けが終わったら、フォークオイルを入れて、ロッドを上下にストロークさせてダンパーのエアー抜き。 
 
IMG_9652.jpg
 
 
 で、エアー抜きが終わったら、オイル量を調整して、フォークオイルを取付け、スペーサーを取り付けたら、フォークキャップをを取付け。 
 
IMG_9653.jpg
 
 フォークキャップに、新品のオイルシールに交換したら、締め付ければ作業終了。
 
 左右のフロントフォークのオーバーホールが出来ました。 
 
IMG_9656.jpg 
 
 ここまで、フォークのサビの点検とか、磨きを含めて左右で約3時間の作業でした。
 
 次回はこれを持って帰って、自宅でバイクに組み付ければ、修理は終了ですね。
 
 
 ただし、来週の31日(日)も、先週受けた技能試験の今度は学科試験があるので、作業は2月になっちゃいますね。
 
 と言うことで、今週は週末の学科試験の勉強があるので、ブログはしばしお休みします! (^_^)v 

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