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黒バネに交換(CBR600RR)【2021年5月16日(日)】 [バイク]


 前回までCBR600RR用のスプリング コンプレッサーの自作の記事を4回も引っ張りました。(汗)


 「これで終わったと思うなよ!」 じゃない。 これで、終わりじゃありません。


 スプリングが入荷したので、交換します。


 まだ、スプリング コンプレッサーが登場します。(笑)

 



15:24 入荷

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 注文しておいたリヤサスペンションのバネが入荷しました。

 ゴールデンウィークを挟んでしまったので、時間がかかりましたね。

 昨日、仕事終わりにK2Y(バイク屋さん)に寄って、取ってきました。



15:26 黒バネ

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 さっそく開梱。

 今のCBRに装着されているのが、バネ乗数が 11.0キロの通称”赤バネ”。
 そして、今回買ったのが、バネ乗数が 10.8キロの通称”黒バネ”。

 標準で最初に装着されているのが、バネ乗数 10.5キロの”黄バネ”。

 ノーマルの黄色のバネに交換しようかと思ったけど、黒にした。 なんとなく。

 赤バネは11.0キロ、黒バネの 10.8キロだと、2%しか違わないんだけどね。

 交換して、効果感じられるのかな?

 まずは、交換してみよう。



15:38 自作の

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 自作のスプリング コンプレッサー。

 前回まで、自作の工程を3回に渡ってしつこく記事にしていたヤツだ。 (>_<)


 今回、スプリングを交換するのに使うと思って買った22のコンビネーションレンチ。


 結局、使う必要がなくて・・・・・。

 写真を撮るためのスプリング コンプレッサーの転がり止めに成り下がってしまった。 (笑)



15:54 作業開始

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 それでは、リヤサスペンションを引っ張り出してきて、作業開始。

 作業手順書的に記事を書いていきます。



15:56 初めに

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 まずは、サスペンションの上端にボルトを通して、アングル材に固定。



15:57 固定する

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 サスをアングル材に固定したら、長ネジを使ってアングル材をブラインドフランジに固定します。



15:59 穴あきのフランジを

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 上端を固定したら、スプリングを圧縮する側に、(穴あきの)フランジを取り付けてます。

 フランジがちゃんと真ん中にくるように、位置を決めたら、長ネジにナットを取り付けます。



16:00 たまたま

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 ナットを片方ずつ締め込んでいくので、ナットには斜めに力がかかったまま、回していくので、ワッシャーは2枚挟み込んでいます。


 今回、たまたまCBR600RRのリヤサスペンションのスプリングの台座の寸法が2インチ用の配管用のフランジがぴったりだったから、上手く転用できたけど。

 他のサスペンションだと、この方法はダメだろうね。



16:00 交互に

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 スプリングを圧縮すべく、ナットを締めていきます。

 ほんとは左右同時に締めるのが理想だけど、手は2本なので、交互に少しずつ締めていくことになります。



16:03 圧縮したら

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 ナットを締め込んでいくと、スプリングの台座のストッパーの役割のCリングが現れました。

 スプリング コンプレッサーがこの構造だったら、Cリングを外す作業をしていても、スプリングが外れる事故が起こることはありませんね。

 以前、サーキットにいたとき、近くのピットでスプリングを交換している人が居て、指を挟んじゃって救急車もんのケガになっちゃいましたからねぇ。

 リヤサスペンションの交換って、ナメてかかると とっても危ないんです。



16:03 Cリングを外す

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 スプリングの台座を固定しているCリングを外しました。

 これで、スプリングの台座がはずせますので、今度はナットを緩めていきます。

 この時も、ナットは左右交互にね。



16:04 ナットを緩める

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 Cリングを外したら、フランジを押さえているナットを緩めます。



16:04 フランジを外す

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 フランジを取ったら、バネがフリーの状態に。



16:04 バネを外す

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 バネの台座を外したら、バネを外します。



16:05 バネを入れ替え

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 黒バネ(10.8キロ)をセット。



16:05 台座を

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 今度は逆の手順で。

 バネをセットしたら、台座をセット。



16:06 フランジをセット

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 フランジを真ん中にセットしたら、ナットを取り付け。



16:07 スプリングを圧縮

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 ナットを締め込んで、Cリングの溝が出てくるまで、スプリングを圧縮。



16:07 Cリングを

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 Cリングをセット。



16:09 ナットを緩める

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 Cリングをセットしたら、台座が上手く真ん中に収まるように、左右のナットを交互に緩めていきます。

 スプリングの台座がCリングに収まって、フランジにスプリングのテンションがかからなくなったら、ナットを取り外し。



16:09 アングルのボルトを外す

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 ナットを緩めてフランジを取ったら、後は、反対側を止めてあるアングルのボルトを取り外せば完了。



16:11 スプリング コンプレッサーは

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 これで、CBRのリヤサスペンションのスプリングの交換作業は終わり。

 予想以上に上手くいった。

 思ったより安く出来ました。
 ちょっと手間はかかったけど。


 ただ、フランジは表面は鉄の地肌で無処理。

 なので、放っておくと錆びるわな。
 サビが出る前に塗装しないとね。



16:17 戻す

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 スプリングの交換が終わったので、早速サスペンションを車体に戻します。



16:32 狭い

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 サスペンションを外すときにも書いたけど、サスペンションは上下の2本のボルトで止まっているだけなので、作業は簡単。

 ボルト・ナットを取り付けたら、最後はトルク レンチで。

 ただ、狭いところなので、トルクレンチのラチェットが1回分送れる位のスペースしかない。

 結構、めんどい。(笑)



16:36 馬を

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 サスペンションの取付が終わったら、ステップで支えている馬を外します。



16:37 作業は1時間ちょっと

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 馬を外しました。

 これで、サスペンションの交換作業は終了です。

 作業開始から1時間ちょっとで交換作業が出来ました。

 これだったら、サーキットに行ってるときに、走行と走行の合間に交換できます。

 現地で交換した方が、比較しやすいですよね。


(おわり)

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コメント 4

(。・_・。)2k

合間に交換できたら 違いが分かりますね
こういう専用工具ってやっぱ必要ですね

by (。・_・。)2k (2021-06-15 22:29) 

再見ライダー青三

 こういう事ができる方を私は本当に尊敬しております。
 何か、ヘンなことを私ブログに書いていたら、教えてください。
 …そっと…
by 再見ライダー青三 (2021-06-16 20:19) 

Rカマタ

(。・_・。)2k さん、いつもコメントありがとうございます。

 走行の合間にセッティングを変更。とか、以前はよくやってましたが、最近はなかなか・・・。 加齢ですなぁ。(笑)
by Rカマタ (2021-06-18 18:01) 

Rカマタ

再見ライダー青三 さん、コメントありがとうございます。

自分も見よう見まねで、結構間違えたことしてます。(笑)

こちらこそ、「?」があったら、教えて下さい。 <(_ _)>
by Rカマタ (2021-06-18 18:04) 

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