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GROMのフォークオイルを交換(その4)【2021年3月14日(日)】 [バイク]



 GROMのフロント フォークのオイル交換作業を続けます。


 長々とかきましたが、今回の記事で最終回です。

 次回、整備することがあったら、良いインストラクション シートが出来たと思います。(笑)




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14:22 続ける

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 昼寝から目覚めたよ。
 ちょっと、寝すぎたな。(笑)

 
 2時間ほど放置したら、オイルレベル下がってますね。
 エアーがある程度抜けたみたいです。

 オイルを覗いて見ても、オイル内の気泡は見えなくなっています。

 慎重な人は、エアーを抜くのに一晩置いておくらしいけど。
 自分は、平日は自宅に居ないので、週末の今日中に仕上げないといけません。



14:25 専用工具

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 ので、エアーは抜けたということにして、オイルレベルの調整をします。

 取りい出したるは、”オイルレベル調整工具”。
 名前、そのまま。
 他に転用のしようが無い道具でございます。
 専用の道具なんてそんなもんです。



14:27 レベルの調整は

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 で、このドーナツの部分を、フォークの上端に当てて、突き出した部分でフォークの中に突っ込んで、注射器でオイルを抜くことによって、オイル レベルを調整しようとする工具でございます。

 間違いない。

 設定したより多くオイルを抜くことは出来ないし、残っていれば注射器を引くことによって、確実にオイルは抜けます。
 誰がやっても、間違えない優れモノです。(笑)

 で、標準は75㎜。

 まだ、エアーが少し残ってるんじゃないかなぁ~。
 で、気持ち、ちょっとだけエアーが抜ける分として1㎜だけ。
 たぶん1㎜違っても、絶対に気が付かないんだけど、1㎜だけ減らして突き出し量を 74㎜に設定。 自己満足の世界。(爆)



14:27 余分なオイルを

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 オイルレベルの設定が出来たら、ノズルの先端をフォークの中に突っ込んで、注射器のシリンジを引いて、余分なオイルを抜いていきます。

 こうやってオイル レベルを調整するので、多めに入れて抜いていくのが、調整方法。



14:28 10%くらいは

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 シリンジを思いっきり引くけど、オイルがね、なかなか入ってきません。
 管が詰まっているかと、思っちゃいましたよ。(笑)
 ここでカヤバのG30Sの硬さを身を持って感じます。

 で、抜ききったら20ccくらい抜けました。

 なので、20ccくらい、10%くらいは今までのオイルが残留していたことになりますね。
 まあ、雑な性格なので、気にしないこととする。



14:31 組んでいく

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 オイルのレベル調整が出来たので、フォークを組んでいきます。

 ロックナットを15㎜に設定して、フォーク ボルトを取り付けます。


 「おっと、写真撮るのわすれてた。」 (^-^;


 注)記事の中で、メカニックよろしく、偉そうに記事書いてますが、まあ自分素人ですわ。
 真相は 10コマ後に暴露しちゃいます。(笑)



14:31 15㎜で

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 フォーク ボルトを外して、ノギスを取り出し、ロックナットの位置の写真を撮る。
 マニュアル通り 15㎜で組んでいきます。

 0.01㎜は気にしない。 意味ありません。(笑)



14:32 27.5 Nm

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 そして、フォーク ボルトの締付け。

 マニュアルを見ると、締付けトルク 27.5 N・m でね。

 って、”27.5”ってなによ、27.5って。

 トルク レンチの誤差って、自分が使っている東日のもので精度は±5%、比較的精度の良いものでも±3%くらいです。
 27.5 の”.5”って意味が無いですよね。
 27 でも 28 でも、いいはず。

 と、大して意味もない事に、絡んでみたりする。

 戯言です。 先に進みます。



14:34 27.5N・mで締める

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 既に書かれているサービス マニュアルに文句を言っても仕様が無いので、トルクレンチを 27と半分(=27.5)に設定して、ロック ナットを締めていきます。



14:35 フォークボルトを

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 フォーク ボルトの位置決めができたら、アウターチューブにフォーク ボルトを取り付けます。



14:37 もう1本も

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 1本組んだので、もう1本も。

 まずはオイル レベルの調整。

 反対側と同じ、74㎜でオイル レベルの調整をします。



14:39 オイル レベルを調整済

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 オイル レベルを74㎜に調整。

 オイル レベルを調整したのを確認するために、写真を撮っておく。



14:40 こっちも15

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 こっち側のロックナットの位置も15㎜に設定。

 ピッタリ 15㎜に調整出来て、気持ち良しす。



14:41 順調に

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 そして、素直に 27.5 Nmで締付け。

 作業は順調に進んでいきます。


 で、2本のフォークの組立が終わったら、ら、ら

 ら、ら、らっ、ワッシャーが1つ余っているじゃありませんか。

 得意げに、記事を書いてきましたが、1本目のフォークを組むときに、ロックナットの上にワッシャーを入れるの忘れてました。
 「はははははっ。」
 笑ってごまかそう。



14:44 やり直し

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 最初のフォーク、組み直しです。

 と言っても、大した作業じゃないけど。

 フォークボルトを緩めて、フォーク ボルトを取り外して、ワッシャを入れ直します。
 
 よかったですねぇ~。 早い段階で気づいて。

 これが、タイヤまで組んで、ほとんど作業が終わりの頃だったら、グレちゃいますよ。



14:47 バイクに付ける

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 フォークが組めたので、バイクに付けていきます。



14:50 アンダーブラケットの

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 まずは、フロント フォークを三又に差し込んで、アンダーブラケットの取付けネジ2本を既定のトルクで締めていきます。



14:51 突き出し量

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 フロント フォークの突き出し量の、標準の”0”で。

 まずは、標準の設定で乗ってみて、気に食わなかったら、気に入らなかったら、変更することにします。
 (性格的に変更することは、まず無いけどね)



15:00 フォークボルトを

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 アンダーブラケットの締付けが出来たら、トップブリッジ側のボルトを締める前に、フォーク ボルトをこれも既定のトルクで締付けます。

 フォークボルトは外すときは、モンキーレンチでも出来るけど、締めるときはね。
 出来ればトルクレンチを使った方が(自分は)安心。

 意外に低いトルクでしか締めてないんです。
 12.7sq のトルクレンチの設定レンジの下限近く。

 アウターチューブ自体がアルミ製で肉薄なので、オーバートルクで締め付けるとネジを舐めちゃう可能性がありますね。



15:03 トップブリッジを

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 フォークボルトの締付けが終わったら、トップブリッジ側のボルトを締付け。

 マニュアルだと、そこそこのトルクで締める様になっているけど、そこまで締め付ける必要はないんじゃないかな。 (自己責任で)



15:15 フォークを取付け

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 左右、両方のフォークの取付けが出来ました。

 どんどん戻していきます。 ネジが余らないように気を付けながら。(笑)



15:20 フロントタイヤを

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 次にフロントタイヤを取付けます。

 GSX-Rのフロント フォークをオーリンズに交換したときに、スレッジ コンパウンドを買ったので、固着防止にアクスル シャフトのネジの部分に塗布して組んでいきます。



15:21 ジャッキを外す

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 フロント タイヤの組付けが終わったら、ジャッキを外します。

 ホントはフロント スタンドがあった方がイイんだけどね。
 GROMにあんまりお金かけられないし・・・・・。



15:22 ブレーキ キャリパーを

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 タイヤが付いたら、次はブレーキよ。

 パッドの残量をチェックして。 
 ぜんぜん問題ないですね。

 パッドを外して掃除をしたいところですが、今日は止めておく。
 掃除を始めるとキリがないから。

 軽くエアーを吹いて、パッドカスを飛ばして、今日は終了。



15:26 写真を撮って

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 キャリパーの取付けボルトもトルク レンチを使って。

 写真に撮って、締付け忘れの防止の確認。

 基本、自分の作業、信じてませんから。
 さっきもワッシャーを組むの忘れていたしね。(汗)



15:27 にぎにぎ

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 キャリパーを取り付けたら、ブレーキレバーをにぎにぎして、フルードを送っておきます。
 じゃないと、ブレーキの一発目にスカッと、空振りしちゃうことが・・・。(-_-;)

 自宅の前は下り坂なので、スカッと空振りしちゃうと、結構怖いと思うよ。 他人事じゃないけど。



15:29 ハンドルを戻す

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 ブレーキ キャリパーを取り付けたら、ハンドルを元の位置に戻します。

 ハンドルの位置を決めたら、 ホルダーのボルトを前→後の順番で締付け。



15:38 部品は余って・・・・

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 ハンドルを固定したら、トップブリッジのボルトを緩め、ブレーキをかけてフロント フォークを2~3回ストローク。
 フォークのよじれを取ってから、もう一度トップブリッジのボルトを締付け。

 その後に、フロント フェンダーを取付けて・・・・。

 部品、余ってないよね。

 大丈夫でした。(笑)




15:40 長かった

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 フロント フォークのオイル交換作業、終了です。

 記事、長かったね。 (笑)

 それでは、使った工具を仕舞います。



15:58 試し乗り。

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 夕方前、ちょっと早めに作業が終わったので、早速試し乗りに出かけます。
 ご近所にね。

 
 で、インプレッション。

 ダンパー、効く様になりました。
 大きな動きにはイイ感じです。
 けどね。 細かい振動は増えた。
 ダンパーが硬いから吸収してないんだろうね。
 気にしなければ、気にならないレベルなので良しとしますが、街乗り用だとすると、ちょっと硬いかな。



16:53 立石公園

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 横須賀市の西側、相模湾に面する立石の駐車場までやってきました。

 相模湾越しの富士山を撮影する絶景スポットです。
 今日は、右斜め前方にうっすらと姿を表しています。
 自分も正月の記事に写真を撮ったりするけど、今日は空気の透明度が低くて、イマイチですね。
 
 バイクを置いて写真を撮ったけど、黒くつぶれてバイクが置いてあるのがわからない。(笑)

 ここ立石公園の駐車場は県営。
 で、今時めずらしい無料。
 夜間は閉鎖されているので放置は出来ないけど、週末は結構満車になって、路上に駐車待ちのクルマが並んじゃいます。
 ので、そのうち有料に変わっちゃうんじゃないかな。



16:53 撮り直し

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 撮り直してみた。

 今度は、バイクが写ったけど、明るすぎ。
 上の写真の方が雰囲気はイイね。

 この後、走り終わって、自宅に戻って確認するとサスペンションがあまりストロークしてませんでした。
 底付きすると残りが16㎜くらいらしいので、油面はもう少し下げた方がもっとストロークを使えてイイかも。
 でも、まだ街中しか走ってないので、判断は峠道を走ってからかな。
 たぶん、めんどくさがりなので、変更はしないだろう。


(おわり)




 最後まで、長々とお付き合いいただきありがとうございました。 <(_ _)>

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コメント 4

(。・_・。)2k

毎回 勉強になります
生かせないんですけどね

by (。・_・。)2k (2021-03-28 19:40) 

Rifle

ご苦労様でした。
拙者もTLR200のフロントフォークをさぎょうしなきゃならんので、とっても参考になりました。
by Rifle (2021-03-29 20:36) 

Rカマタ

(。・_・。)2k さん、いつもコメントありがとうございます。

メインは、自分の備忘録なんですけどね。

役に立てたら良いなとは、思っています。
by Rカマタ (2021-03-30 21:07) 

Rカマタ

Rifle さん、いつもコメントありがとうございます。

フロントフォークは特殊工具が必要な場合があるのが玉に瑕です。

特殊工具とか買っても、素人だと元が取れません。(笑)
完全に趣味の世界です。
by Rカマタ (2021-03-30 21:09) 

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