肉の日に牛鍋を食べる。(太田なわのれん)【2017年2月9日(木)】 [食べる]
また食べます。 食べネタです。
今日は平成29年2月9日、”ふく年ふくの日”のダブルで、フク(河豚)の日です。
否、にく年、にくで肉の日です。
肉の日は、ふく(フグ)の日でもあったんですね。(笑)
時々、食べネタをブログを書く人間としては、肉年の肉の日に、やはり肉を食べないわけにはいきません。
フグは高いんで、今回はちと無理。(笑)
平成の次の年号が、生前退位で来年変わったとしても、次の年号が29年になるのは、30年後。
これから30年経つと、自分はオーバー・エイティー。 (゜o゜;)
その歳で肉を食べられるか、否、生きているかさえかなり怪しい。(爆) 時間というのは残酷なものなのだ。
半歩譲って、次の29年は、2029年。 それでも12年後、自分はミドル・シックスティー。(笑)
その歳で元気で肉を食べられるか。 それ以前にこのブログを書き続けているかの方がかなり怪しい。
今年29年は大事にしなければ、と言うことで”せっかくなので”奮発してみました。
(”せっかくなので”は散財の殺し文句です。)
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今回は焼肉ではなく、日本でもっとも歴史がある肉料理の一つに挙げられる”牛鍋”を食べに行くことにしました。
ちなみに、自分は今まで食べたことがなく、お初の料理です。
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17:26 太田なわのれんに
訪れたお店は、太田なわのれん。(看板の明かりが強くて、字が潰れちゃってますね。)
横浜市中区の末吉町にあり創業明治元年(1868年)の、肉料理店としては超老舗です。
当日はしとしとと雨が落ちる底冷えのする日で、鍋を食べるにピッタリの気候です。
2日前の月曜日に電話をしたのですが、希望の時間に予約が取れず。(肉の日だから混でいる?)
早めですが、やむを得ず空いていた5時半からの予約にしました。
(5時半の予約に間に合わせるため、仕事を早めに切り上げたのは、ナイショの話だ。(笑))
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17:27 縄のれん
当日は京急が人身事故で止まってしまったため、最寄り駅の日ノ出町駅から行くことが出来ず、JR京浜東北線の桜木町駅から徒歩で向かうことに。
予約時間の3分前に到着。 「ぎり間に合いました。」 (^_^;)
それでは、さっそく入店しましょう。
入口には、店名の由来となった”縄のれん”がかかっています。
縄のれんは、明治時代、蝿が店内に入ってこないようにする唯一の方法だったようです。(太田なわのれんのHPより引用。)
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17:30 座敷に
お店に入って、名前を告げると、靴を脱いで座卓が8卓ほど並ぶ座敷に案内されます。
当日は、友人のKさんを誘いました。 Kさんはブログ公開NGなので、ご了解を。
4名以上であれば、個室の予約が出来るそうです。
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17:33 寒いけどとりあえず
寒いけど、とりあえずビール。 いきなりの日本酒の熱燗じゃ危険すぎます。(笑)
料理の注文は牛鍋の単品もありますが、ここは”牛鍋会席”をお願いしました。
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17:36 先付け
しばらく待って、まずは先付けが運ばれてきました。
盛りつけがきれいですね。
先付けは、左から タラ、ホタテ、ズワイガニ、ナマコなどの食材で。
タラは、白子とタラコ煮にしたものを合わせて、クコの実と枝豆たアクセントになっています。
味付けが上品ですね。
続いて、ホタテ。 甘栗がアクセントで添えてあります。
ズワイガニはあんかけにしてあり、優しい味付け。
そして、最後はコリコリのナマコ酢。
どれも手が込んでいて、美味しいですね。
コース料理じゃないと、これだけの品数を頼むことはなかなか難しいので、良いですね。
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17:46 吸い物
吸い物は牛肉とゴボウ。
ゴボウはカリッと素揚げにしてあって、表現が稚拙(ちせつ)ですが、スナック菓子の様な食感が口に楽しいです。
汁は濁っていますが、出汁の味が良く出ていて美味しい。 もっといただきたくなります。
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17:51 ダンゴの中身は
汁の中には、お団子。
このダンゴの中身が、牛肉をしぐれ煮っぽく味付けしたもので、思わず「ほう!」と言ってしまう驚きがあります。
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18:04 お造り
「食べたな!」
「写真を撮る前にたべたな!」 (笑)
それじゃなきゃ、白身の魚が一切れしか盛ってない。なんて事はないだろう。 (ーー;)
刺身も良いものを使っている様です。 マグロは赤身ですが美味しい。
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18:08 一品料理
牛鍋の前に、もう一品供されます。
これも、左側から焼いた魚でカマス、旬の野菜で菜の花にウニを添えたもの。
エビ、頭は唐揚げにしてあって、全部食べられます。
そして、子持ち昆布。
どの素材も、一手間、二手間加えてあって、美味しいですね。
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18:13 真打ちの
一通り料理をつまんだところで、真打ちの牛鍋が運ばれてきました。
牛鍋は七輪の上に載った平たい鉄鍋に盛られています。
牛肉は、すき焼きの様な薄切り肉ではなく、角切り肉です。
ほどよいサシが入っていて、見るからに美味しそうです。
鍋の中央には味噌、そしてその上にネギが乗っかっています。
そう牛鍋は、味噌味なんです。
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18:15 野菜たち
鍋に入れる野菜などは、春菊に長ネギ、シイタケ、そしてシラタキに焼き豆腐です。
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18:18 調理は
牛肉、野菜、豆腐、しらたきなどを、だし汁(かなぁ~?)を加えて味噌で煮込んでいきます。
調理はすべて仲居さんが付きっきりでしてくれます。
自分たちが通された広間は8卓ほどのテーブルがありましたが、3人ほどの仲居さんが切り盛りをしていました。
なので、(最初に予約しようと思った)6時にお客さんが集中するとさばききれないので、すぐに予約が一杯になってしまうんだと思います。
おそらく、各テーブルは夜の部でお客さんが1回転して終わりなんでしょうね。
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18:20 いただきます!
牛鍋が出来たら、溶いた卵の入った器によそってくれます。
あとは自分らは食べるだけ。
『それでは、いただきます!』
まずはトップに載っている春菊から。
『春菊うま~い。』 (^_^)
味噌味で煮込まれた春菊は、結構甘めの味付け。
濃いめの味噌の塩っ気と甘みが合わさって、美味しいですぅ。
味噌は八丁味噌がベースかな。
次に肉行きましょう。肉!
肉も旨~い。 角切りにされた肉はほどよく歯応えがあって、噛むと肉汁が溢れ出てきます。
それが、甘めの味噌と口の中でコラボレーション! 幸せ。(*^_^*)
濃厚な味ですねぇ。
牛肉のこんな食べ方もあったんですね。
”とんすい”って言うのかな。 鍋を食べるときに取り分ける和食器。
このとんすいに仲居さんが3回くらいに分けて取り分けてくれます。
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18:31 クタクタに
3回くらい取り分けると、調理は大体終わるので、火が通り過ぎないように鍋を七輪から外してテーブルの上に。
味噌ダレの中で、クタッとなった長ネギは味が浸みてウマウマです。
ボチボチご飯をお願いしましょう。
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18:38 ごはんに
ご飯の上にのっけて。
味が濃いので、ごはんのおかずにピッタシ。 お酒よりもご飯の方が合うかな。
ご飯はお櫃に入れて持ってきてくれるので、お代わり自由。
最後は、残った溶き卵をかけて、卵かけご飯にしていただいちゃいます。
味噌ダレの味が付いた卵がこれまた美味しいんです。
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18:52 そして鍋だけが残った。
鍋、なめたくなります。(笑)
今、記事を書いていて気付いたけど、ここにご飯入れて食べれば、残らず食べられてよかったのにね。
ちょっと品がないけど・・・。 ( ̄。 ̄;)
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19:04 最後は
最後は水菓子です。
オレンジとかイチゴとかベリーとかが、ゼリー寄せになっていて、これも一手間加えてあって美味しいですね。
出てくる料理が全部一手間加えてあり、どれも美味しかったです。
『ご馳走様でした。 美味しかったです。』 m(_ _)m
年中とは言いませんが、数年に一度くらいは訪れてみたいですね。
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19:19 フクちゃんがシンボルマーク
食事を終えてロビーへ。
ロビーには、シンボルマークとして割りばしやコースターなどにも使われている”フクちゃん”の原画が展示されていました。
このフクちゃんは、漫画家の故横山隆一氏が戦後間もない時期に画いてもらったものらしい。
(太田なわのれんのHPより)
この明治元年から食べられている牛鍋、横浜に来た際に機会があれば一度訪れてみてもいいかもしれませんね。
これは美味しそうな
オンザライスに震えます
最後に鍋にご飯を入れたくなりますね
品が無くても・・・仲居さんの目が無い時にさっと入れちゃいたい^^
by さる1号 (2017-02-22 06:42)
味噌味なんですねぇ
1度でいいから すき焼き屋さんとかで
動けなくなるまで食べてみたいなぁ
by (。・_・。)2k (2017-02-22 20:59)
さる1号 さん、いつもコメントありがとうございます。
今回は初めてだったので”牛鍋会席”にしましたが、次回からは”牛鍋”だけ頼んで、鍋にゴハン入れちゃって、目一杯食べたいと思います。(笑)
by Rカマタ (2017-02-24 22:52)
(。・_・。)2k さん、いつもコメントありがとうございます。
こんなのありますよ。 ↓
http://torikama.blog.so-net.ne.jp/2015-01-24
老舗今半で食べ放題! でも、1万円とお高いです。
その前に、予約が取れるかが問題ですが・・・・・。
(最近、贅沢し過ぎてます。) (_ _ )/ハンセイ
by Rカマタ (2017-02-24 22:58)