唐津に泊まって食べる。(九州4泊目)【2016年5月3日(火)】 [バイク]
【ゴールデンウィークのツーリング、まだ続いています。】
九州ツーリングも4泊目、今晩が九州最終日で明日には関東に向け帰路につきます。
16:22 唐津に到着
九州ツーリング4日目は、昼に佐世保から佐賀県の唐津市にやってきました。
宿泊したのは、唐津市の市街地にある城内ホテル。 素泊まりです。
バイクはロビーから見える軒下に駐車させてもらいました。 これなら盗難も心配いりません。
今回佐賀県に宿を取ったのは、自分のホームページにある”食べる”のページの”地域別インデックス”で今まで佐賀県を訪れてで食べた履歴が無かったので。
16:27 唐津城
バイクを駐めたら、早速チェックインして、部屋へ。
雨に濡れたカッパやバッグを干して、自分は雨で冷えた体を暖めるために風呂に。
部屋の窓からは唐津城が見えましたよ。
17:42 旧唐津銀行本店
昨晩の別府泊では洗濯をしていて出遅れたこともあり、売り切れ続出でご当地グルメの関サバや関アジを食べることができませんでした。
今日は早めに到着したので、早めに行動開始します。
ホテルを出て、唐津駅の方に歩いて行きます。
途中、由緒正しそうな建物があったので、写真を一枚。 後で調べると、旧唐津銀行本店の建物だそうです。
東京駅や日銀などを設計した唐津出身の辰野金吾と言う人物が設計の監修をしたそうです。 なので、赤レンガ造りが東京駅となんとなく雰囲気が似てる?
せっかくの歴史的な建造物ですが、絵心が無いので、写真はせっかくの塔の部分が切れちゃってます。 (ーー;)
17:46 本日は
出発前に、やはり大分出身の知人に「佐賀の名物は?」と聞いたところ、”呼子のイカ”と即答されました。
呼子は唐津市の最北部にあり玄界灘に面した漁港がある町です。
せっかく唐津まできたので、呼子のイカを食べたいと、昨晩ネットでお目当ての店を探しておいて訪れると・・・。 (゜o゜;)
”本日は御予約のみ・・・。” ちゃんちゃん!
昨晩もそうでしたが、ゴールデンウィークはどこも混むんだね。
”またのお越しを・・・。”と書かれても、もうたぶん来られない。 残念。 (-_-;)
仕切り直しです。
18:02 すし大鵬
それでは、と言うことで、先ほどの旧唐津銀行本店の斜め向かいにちょっと洒落た感じのお寿司屋さんがあったので、入ってみることにしました。
訪れたお店は”すし大鵬”。
18:11
店内に入ると、カウンターのみ7,8席のお店。
ご主人が一人で切り盛りされているようです。
お品書きは無いようで、食べたいものや苦手なものをご主人と話しをしながら、”お任せ”でいただきます。
そして、飲物はまずはビール。 生ビールは置いてなく瓶ビールでエビス。
18:13 一品目は
まず最初に供された一品はミンククジラ。
今ではイカで有名な呼子ですが、 太閤秀吉の時代から昭和の初期までは国内有数の捕鯨基地だった歴史があったそうです。
そのため、今でもクジラを食べる文化が残っている様です。
当地は唐津焼や伊万里焼で有名な土地柄、器はきれいなものを使われていますが、焼き物に関して自分は不勉強でわかりません。 (-_-;)
18:28 釣りアジ
途中色々と出た来ましたが、列挙すると長くなるのでダイジェストで。
アジです。 釣りアジで置きで活き〆にしたものだそうで、クセがなく非常に美味。
アジの美味しさを再認識させてもらいました。
これも器がきれいですね。
※ このブログのフルバージンは下記の自分のホームページで延々と書きたいだけ書いてます。(笑)
18:36 潮汁
潮汁、鯛のお吸い物です。
食事の前半にお椀を供するのは、懐石っぽいですね。
入っているのは鯛の皮です。
鯛のアラから出汁を取ったもので、上品で美味しいです。
(一般的に西日本では鯛を上手に調理しますね)
※ 写真は蛍光灯の光が写り込んでいて、上手く撮れませんでした。 液体の写真は難しいですね。
18:50 握りです
握りです。アジの押し寿司です。
やはり、ここのアジはちょっと違いますね。 クセが無くて美味しいです。 旨味が凄いです。
18:51 日本酒に
飲物は、ビールから日本酒に。
金箔の鶴と亀が並んでいます。 由緒あるものだそうです。
お酒は、唐津市にある小松酒造で造られた”万齢(まんれい)” の純米酒。
しっかりした味ですが、一緒に食べる肴の邪魔をしない、食事をしながら飲むにいいお酒ですね。
18:54 難しい
「う~ん。難しい。」 写真の話しです。
入っているのはホタルイカの沖漬けなんですけど、なんだかわかりませんね。
自分の目で見ている分には、ホタルイカときれいなグラスとお皿が一緒に見えるんですが、写真にすると・・・。(-_-;)
美味しいものを美味しそうに撮るのは難しいです。
19:02 寒ブリ
真冬の一番いい時期に10キロの大物を丸ごと買って、-50℃の超低温冷蔵庫で保管しているそうです。
この時期に食べられるとは思いませんでした。 脂の旨味はピカイチです。
握りはすべて、あらかじめ刷毛でネタにより醤油やツメを塗ってから供されます。
19:07 海老
海老の握りは、炙ってありました。
炙ることによって、海老の甘味と芳ばしさ引き出され、これも絶品です。
19:19 アオリイカ
イカです。 イカはアオリイカだそうです。
”呼子のイカ”と呼ばれているのは、呼子で”ヤリイカ”と呼ばれている様ですが、一般には”剣先イカ”のことの様です。
この”アオリイカ”とは同じ”ヤリイカ科”ですが、この”アオリイカ”の方がより美味で、剣先イカも美味しいですが、イカの中で一番美味しいと言われているそうです。
今回、呼子のイカは逃がしましたが、それ以上に満足! (*^_^*)
19:26 穴子
ここまで、仕事をキッチリとするご主人ですから、穴子も言わずもがな。
穴子の骨から出汁を取ったツメはコクがあって美味しいですね。
19:34 手巻き
手巻きです。
ここで手巻きを出すご主人のこだわりは”海苔”です。
有明海で採れる良質な海苔が手に入ったので、海苔を味わって欲しいとの思いで手巻きです。
確かに、言われてみれば、海苔は密度があって香り高いです。
20:05 サバ
サバです。 軽く〆たものだったと思います。
写真の撮影時間を見ると入店してから2時間近く経ってます。
お酒もそれなりの量飲んでいるので、この辺になると記憶が曖昧です。(笑)
20:26 穴子の肝
お腹もこなれてきたので、つまみに穴子の肝など。
呑んで、 つまんで、話しをして、きりがありません。
この頃になってくると、記憶も曖昧で、純粋に味を愉しむには、ボチボチ限界でしょう。
もうすでに長っ尻になっていますが、この手のお店で酔っ払い過ぎるのは無粋です。
なので、ボチボチおわりにしましょう。
20:36 嬉野のお茶
最後にお茶をお願い。
お茶は嬉野のお茶。
嬉野は、佐賀県の西部に位置するお茶所で、良質なお茶の産地です。
地元で良質なものが手に入るものは、ご主人のこだわりを持って魚も素材も地元で調達しているようです。
「何か美味しいもの」と思い食事に行くとき、自分が希望する食材や料理を食べに行く場合もありますが、今日の様に”お任せ”で食べるときもあります。
自分が希望する料理を食べたとき、美味しいものに出会えればそれはそれで幸せですが、”お任せ”で食べたときに、自分の経験や知識にない、今までに食べたことが無いような美味しいものと出会えたときは、それ以上の至福の時はない様に思います。
20:58 ご馳走様でした。
気が付けば、3時間近くも長居しちゃいました。 (^_^;)
美味しい食事と、美味しいお酒、そして楽しい会話で愉しませてもらいました。
『ご馳走様でした。 美味しかったです。』 m(_ _)m
また近くに来ることがあれば寄ってみたいですが、なかなか来ることも無いんですよね。
21:55 部屋の窓から
食事の後はプラプラ散歩しながら、 宿に戻ってきました。
部屋からはライトアップされた唐津城が見えます。
この今見えている唐津城の天守閣は昭和の時代になって建てられたものだそうです。
唐津城のオリジナルは、豊臣秀吉の時代に築城され、本丸には天守台はあったものの、今の様な天守閣はなかったらしいです。
これだけの天守閣が江戸時代に建てられたものだとしたら、さぞや名城として有名になったことでしょうね。
『それでは、寝ます。』
(-_-)゜zzz…
2016年5月4日(水)6:33
朝、遮光カーテンの隙間からだだ漏れする朝日で目が覚めました。(笑)
外は見なくとも、間違いなく晴れとわかる日の光です。
8:16 出発
ホテルの朝食はないので、のんびりと準備をして、出発することにします。
【まだ、続く。】
初めてのコメント失礼致します。
呼子で食べるヤリイカは美味しいですが、
それ以上に美味しい物を提供できる、
ご主人の自信と心意気が感じられますね。
冬の時期ですと、牡蠣小屋で食べる牡蠣も、
美味しいですよ。
私も唐津へ遊びに行きたくなりました。
by ピン (2016-06-08 13:40)
ピンさん、コメントありがとうございます。
今回10年ぶりに九州ツーリングをしましたが、地元の方からすると、本当にとざっとしか走っていません。
訪れるたびに、腰を据えてじっくり走りたいと思うのですが、なかなか実現しませんね。
お寿司屋さんは美味しかったです。
近場にあれば、たまに訪れたいお店だと思いました。
ただ、値段もそれなりです。(^_^;)
by Rカマタ (2016-06-08 20:05)