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ふぐを食べる。【1月4日三浦屋】 [食べる]

 
 仕事始めの4日(月)、浅草寺に初詣に行きました。
  
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 初詣の参拝は既にブログに書いたので、読まれた方もいるとおもいます。 
 
 これから初詣も早々に切り上げ、贅沢して”ふぐ”を食べに行きます。
 
 初詣の後はちょくちょくフグを食べに三浦屋さんいっています。 (^_^)v
 
 浅草を訪れるのは、初詣に行くのがメインなんだか、フグを食べに行くのがメインなんだか。(笑)
 
 でも、過去ブログを見てみたら去年はフグを食べてませんでした。
 
 去年は参拝の後、ホッピー通りに行ってモツ煮を食べたり、〆に十和田で蕎麦を食べたりして終わりにしてました。
 
 その替わりと言ってはなんですが、1月下旬に今半にすき焼きを食べに行って贅沢してましたね。 (^_^;)
 
 
 さて参拝した後、浅草寺の境内を西側から出て、六区通りを、右手前方に花屋敷を眺めながら、言問い通り方向(北向き)にプラプラ歩きます。 
 三浦屋さんは、浅草寺の裏手、北西側にあります。 
 
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 言問い通りに出る1つ手前の路地を左手に折れて、国際通り方向に。
 
 ”助六の宿 貞千代”を右手に見て通り過ぎ、国際通りに出るこれも1つ手前の路地を右手に折れると看板が見えてきます。
 
 
 店の向かいにはみごとな御輿(みこし)が飾られています。  
 
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 (店の向かいは、三浦屋さんの自宅かな?) 
 
 お店は国際通りの1本裏手ですが、繁華街からも裏手になるので、周囲は思ったよりも静まりかえっています。
 
 こんなところにふぐ屋があるとは、なかなかわかりませんね。  まあ、飛び込みで入る人もいるとは思えませんが・・・。
 
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 それでは、入店しましょう。 
 
 
 とりあえず生ビール。 
 
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 まずは生ビールを胃袋に入れ、ご馳走を食べる体の準備をします。(笑)
 
 突き出しは、”松前漬け”です。 
 
 ここ三浦屋さんは、1階~3階まで客室があり、1階の調理場に面したところにはカウンター席があり、そのカウンター席にご案内。
 
 過去に一人で来ているお客さんを何回か見かけましたが、今日は自分一人だけですね。 (^_^;)
 
 
 注文は決まっています。
 
 まずは、”ふぐ煮凍り”。 
 
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 この透明感、イイですねぇ。
 
 口に入れると、冷たくてプルン、チュルンとした食感がたまりません。
 
 しばらく口の中に入れていると、体温で溶けて、美味しさが口の中に広がります。
 
 しっかりした味付けがしてあり、お酒のつまみに合います。
 
 
 続いて、とらふぐ刺し。  薄造りが綺麗ですね。
 
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 ふぐは身が固い魚です。 そのまま普通の刺身の様に5mm~に切ってしまうと、固くてゴムを食べているような食感になってしまうそうです。
 
 それなので、薄造りにして供する様になったらしいです。 これを3枚ほどまとめてミルフィーユ状に食べる事によって、表面積が増えるので、旨味成分もより感じられるのでしょう。
 
 これを身が固くないマグロとかでやっても、歯応えもなく美味しくないものになるんでしょうね。 
 
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 細い青ネギ(こうとうねぎと言うらしい)を包み込んで、特製のポン酢に付けて食べると、より甘みが引き出されて・・・。
 
 『やっぱ、ふぐって美味いよなぁ~。』 と言葉がこぼれてしまいます。 
 
 ”うなぎ”が基本うなぎ専門店で調理・提供されるように、”ふぐ”も基本ふぐ専門店で調理・提供されます。
 
 ご承知のとおりふぐには毒があり、その調理の免許が必要なための専門店、と言うこともありますが、調理して提供するタイミングが難しいとも聞いたことがあります。
 
 〆てから、死後硬直が始まり、硬すぎず柔らかすぎず、旨味成分に変化して美味しくなるタイミングがあるそうです。
 
 そのため、「ふぐを食べたけど、そんなに美味しくなかった。」と言う人がいますが、それは残念ながら、上手く調理出来ていなかったふぐを食べさせられたからかもしれません。
 
 ちゃんと調理されたふぐの身には旨味成分がふんだんにあるので、それは別に食通じゃなくても美味しいと感じることができると思っています。
 
 
 能書きが長くなりました。 (ーー;)
 
 のどを潤すために、ビールの次はふぐのヒレを焼いたもののスープ。 じゃなくて”ひれ酒”。 定番です。 
 
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 香ばしく焼かれたふぐのヒレと、熱めにつけられた燗酒がなんともたまりません。 (^_-)
 
 燗酒には樽酒を使っていて、その樽の香りも合わさって、イイ具合です。
 
 
 ”ふぐ白子焼き” が運ばれてきました。 
 
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 冷めてしまうので、能書きを垂れる前に、熱々をいただきましょう。
 
 『 ・・・・・・・。 旨い! (>_<) 』
 
 上手い言葉が見つかりません。 自分の表現力、乏しいですね。 
 
 表面を香ばしく焼かれ、中はとろとろクリーミーな白子、自分的には5本否、3本指に入る好物です。
 
 付け合わせのレモンは付け過ぎずに、1個に1、2滴で十分、それ以上かけるとレモンの酸味が勝っちゃいます。    
 
 
 お酒が進みます。 ( ̄∇ ̄) 
 
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 お代わりの注ぎ酒。 一気に湯飲みに注ぎます。
 熱々燗で指が熱くなります。 美味しいお酒を飲むためにガマンです。(笑) 
 熱々にすることによって初めてフグのヒレから美味しさと芳ばしさが染み出てきます。 
 
 
 つまみを食べ終えたところで、ふぐちりにいきます。
 
 自分のペースで食べられるところが、一人鍋のいいところです。 
 
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 三浦屋さんのふぐちりのフグの切り方は大きめのざく切りです。 白子もサービス(?)で付いてきました。
 
 身には骨もついてきます。 なので、正直食べ難いです。
 
 でも、この骨の周りの肉が美味しいんです。 良い出汁が出るんです。 なので、骨付きが良いんです。
 
 
 まずは、昆布で出汁をとった鍋の中にフグの身を入れていきます。 野菜は後です。(自分のやりかたです。) 
 
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 鍋の中で、昆布だしの旨味はフグの身の中に、フグの身の旨味は昆布の出汁に溶け込みます。 旨味の交換会です。
 
 
 それでは、フグに火がとおったみたいなので、あらためて『いただきます!』

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 特製ポン酢にモミジおろしとこうとうねぎを入れて、いただきます。
 
 熱々、ハフハフで、『美味い!』  説明できない。 説明しない。 
 
 
 注ぎ酒も2杯目。  
 
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 フグの身も一通り食べ終わって、野菜いただきます。
 
 長ネギ(白ネギ)。 
 
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 器がきれいじゃなくて、すみません。
 
 ネギは火を通すタイミングが難しいですね。 芯が生だと辛味が残るし、茹ですぎるとクタクタになってしまうので、芯まで火がとおった瞬間を見極めるのが難しいです。
 
 鍋に浮かぶネギをじっと見つめながら、煮えた瞬間を見逃さず鍋から引き上げる。
 これぞ一人鍋の楽しみですが・・・・、変態ですか? (笑)
 
 
 春菊も入れます。  
 
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 春菊も火のとおったジャストのタイミングで食べると、シャキッとして美味しいです。
 
 煮すぎると、苦みがでます。 少しの苦みは春菊の味の魅力ですが、苦すぎるのはよろしくありませんね。
 
 ふぐちりの具はすべて食べました。
 
 
 そして最後のお楽しみは雑炊です。 
 
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 雑炊無くして、ふぐちりは語れません。(笑) うどんではダメです。 ラーメンとか言ったらもっとダメです。
 
 
 器が汚らしくて、スミマセン。 (-_-;) 
 
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 これに、こうとうねぎをチラシ、ポン酢を少し落としたら、一気にいただきます。
 
 『ああ、今年もフグを食べられて良かった!』と思う瞬間です。
 
 来年も食べられる様、仕事頑張ろう!   
 
 
 完食です。 残ったのは、フグの骨だけ。(笑) 
 
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 『ご馳走様でした。』
 
 『美味しかったです。』 
 
 ふぐ一人鍋三昧、¥20,020でした。 (まあ、高い高いと大騒ぎしても、バイクのリヤタイヤ1本より安いんだけどね。) 
 
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 それでは、お酒も回って気分が良いところで、ぼちぼち散歩しながら帰りますかね。
 
 三浦屋さん以外でも、もっと美味しくフグを食べさせてくれるお店があると思うので、他のお店も訪れてみたい気持ちはあるのですが、決して安くは無いので、ハズレたときのダメージを考えると、なかなか他の店に足を運べないですね。
 なんせ1年に1回食べられるかどうかですからね。(笑) 
 
 帰りも、都営浅草線の浅草駅まで。 浅草寺の境内を突っ切って。 
 
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 いつもはもう少し日が遅いのかな、今年は露店が多く出ていて、例年より正月の雰囲気を味わうことが出来ました。

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