一人鍋三昧【ふぐ三浦屋】 [食べる]
仕事帰りに浅草寺に新年のお参りに行った後、裏手にあるふぐ料理のお店”三浦屋”さんにお邪魔しました。
今日は同行者は居ません。 一人鍋です。 (^_-)v
『鍋は一人鍋に限る。』と言ったのは吉行淳之介だったか池波正太郎だったか記憶が定かでないですが、鍋の味を堪能するためには一人鍋がよろしいようです。
ここ三浦屋さんには何回か足を運んでいますが、たまに一人鍋をしているお客さんを見かけることがありました。
流石に初めて入るお店でいきなり一人鍋をやる度胸を持ち合わせていませんが、有名な作家さんが”一人鍋”とおっしゃるのですから、自分としても一度試してみた次第です。
ここ三浦屋さんには1階から3階まで客席があり、1階には座卓の席と、調理場際に作られた8席ほどのカウンター席があります。
お店に入り、一人であることを告げると、まだだれもいないカウンター席にご案内。
カウンター席は掘りごたつ形式になっていて、足が楽です。
カウンターの後ろの座卓には数組のお客さんが、当然みんな数人のグループです。 一人のお客は自分だけ。 (^_^;)
まあ、気にせずにいきましょう!
まずは生ビールでのどを潤します。
ビールのあてにすぐ出てくる”煮こごり”を注文。
ビールと同じ透明感のある琥珀色がきれいですね。
暖房が効いた部屋で、冷たく冷やされてプルンとした食感がたまりません。
しばらくして、天然トラふぐ刺し(一人前¥6,300)
下世話だが、写真で枚数を数えたら25切れほど、1切れ当たり200円以上するのか。 (^0^;)
自分の中では、一年で一番の贅沢です。
去年一年頑張った自分へのご褒美。 (自分には甘いです)
それを3切れほどまとめて箸で取り、特製のポン酢を漬けていただきます。
『旨っ!(@o@)』
旨味成分と甘み成分がすごいですね。
特に甘みがすごいです。 一人でじっくり味わうとよく解ります。
試しにポン酢を漬けないで食べると、甘みはグッと感じられなくなります。 ためしに、ポン酢だけをなめてみても、こちらも甘みはほとんどありません。
ポン酢を漬けて食べることによって、甘みが引き立つんでしょうね。
鍋だけではなく、刺身も一人に限るのかもしれません。
ふぐ刺しをビールだけでいただくのは勿体ない。
と言うことで、”ヒレ酒” いただきます。
『何も言うことがありません。』
おみくじは”凶”だったけど、幸せだ。 (´。`)
ふぐ刺しを堪能していると、”白子焼き” ができてきました。
自分の中では、5本指に入る好物の一つです。
熱々のを1個ほおばります。
ふわっとした食感がたまりませんなぁ。 (´。`)
ヒレ酒をやりつつ、しばらく時間をおいて2つ目を口に運ぶと、さきほどの熱々が少し冷めて温かに。
熱々より、温かい方がより味がはっきりして甘みが増しますね。
熱々より、少し冷めた温かいぐらいがお薦めですね。
お酒も絶好調になって、注ぎ酒。
ぼちぼち鍋にいきます。
天然トラふぐちり。 (¥6,300)
三浦屋さんのふぐちりは、(値段もそれなりですが)切り方がダイナミック。
2~3切れづつ鍋に入れていき、火が通ったら、『いただきます!』
『旨いねぇ。』
この鍋、一人占め。(笑)
思いっきりふぐの味を堪能することに集中していただきます。
そして、注ぎ酒も2杯目(計3杯目)。
ふぐちりもボチボチ後半戦。
ヒレ酒とふぐちりに体が温まって、額に汗が滲んできます。
もう一人だと他にやることがないので、嫌でも食べることに集中します。(笑)
ちりもほとんど完食。 お腹も膨れてきました。
そして、〆の”雑炊”。
お腹も結構膨れていますが、雑炊食べないことには、始まらない、否終わらない。
たぶん、脳内エンドルフィンが出てるね。
具材を全部食べたら、鍋にご飯を投入。
沸き立ったら、溶き卵を入れて、青ネギをちらしたら”雑炊”の出来上がり!
茶碗によそって、ポン酢を入れて塩分を整えたら、
『いただきま~す!』
旨旨ですね。 (^_-)
当然 完食!
『ご馳走様でした!』
『申し分なく、美味しかったです。 m(_ _)m 』
〆て¥19,330でした。
来年も来られるよう頑張ろう! と、ちと気が早いか。(笑)
三浦屋さんを出て、良い気分でプラプラ歩いて雷門まで戻って来ました。
雨に濡れる雷門も絵になりますね。
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